第1巻同様、金銭面や環境に余裕があれば、多少高価ではありますが購入の価値はあると思います。
他DVDと違い、ちょうど良い区切りで各巻収まっておりますし、何より早い内に9話まとめて観る事が出来ます。
通称配信版とTVOA版とでは収録時間が違い、その為、同じシーンでもBGMなどが若干変わっております。
個人的には配信版よりもTV版のほうが良いと感じるシーンもあり、配信版とTV版の両方を楽しんでいます。
それが顕著だと感じたのは6巻18話、後半のクライマックスのシーンです。BGMが変更されており、
TVOA版と比べると大分印象が変わります。個人的にはTV版での観賞をお勧めしたい所です。
さて、5巻に収められた「ローレライ編」は、BOX2巻を通して非常に完成度の高い作品となっています。
名優・家弓家正の愛憎と狂気を纏った怪演と、ローレライの愛らしさ、
そして、ローレライ編の主役でもある兜シローの、コミカルかつ純粋な初恋と
それを打ち砕かんとする悪魔の如きマジンガーZらが繰り出す非情さが、
マジンガーZが只のノスタルジーに浸るだけのロボットアニメではない、現代にも通用する悲劇性を内包した作品である
という事を再認識させてくれます。
6巻からは、左右に分かれたあしゅら男爵の容姿のごとく、
誰も見たことの無い「真マジンガー」の扉が開かれる事になります。
神話から続く遺物と因縁が明らかになり始めたミケーネ帝国と、その帝国の民でもあるあしゅら男爵の過去との対峙。
当時の漫画雑誌に書かれていたと言われる実しやかな設定を掘り起こし、現代に蘇らせ今作に盛り込んだ事で描かれた
このダークヒーローの悲劇と葛藤をより熱く盛り上げています。
これを含め、6巻18話は新章導入部にふさわしい熱い展開が目白押し。
特に甲児達の眼前で繰り広げられる「神々の黄昏」とも言うべき戦いは必見です。
主神の裏切りから始まり兜甲児の復讐劇と成長を経て迎えたマジンガーサーガは、神話の遺物の呪いを享けた事で
新たなる扉を潜り始めたのです。
新説マジンガーサーガ、DVDやレンタル等でも是非ご覧になられては如何でしょう。