松山さんはこう書く。
「『泣く』とはさんずい偏に「立つ」と書きます。
「さんずい」は水を意味します。
涙という水で心が潤い
私たちは辛い状況から立ち上がることができる」と。
主人公である「私」には、父親との確執があった。
ある日、父が使っていた書斎で
「書くことは正確な人間をつくる」という言葉を目にし
天国の父親に手紙を書き出す。
それから様々な人に助言をされ、
自分の愚かさに少しずつ気づいていく。
……という自己再生の物語。
しかし、それだけではない。
解説編では、さらに「point」として
実践に結ぶ着く
具体的な知に落とし込んである。
著者松山さんの仕事は、リーダーのためのカウンセリング。
そこから得られた豊富な体験値とこまやかな描写が
「多くのリーダーが涙した物語」として本書に結実している。
「涙」の次は「立つ」。
とりわけ次の日本をささえる若きリーダーに勧めたい。