タイトルから考えて、アメリカのボーディングスクールでの教育内容の具体的な教育メソッドの情報を期待していましたが、私が考えていたほどの情報は掲載されていませんでした。子供をボーディングスクールに通わせることができない親でも家庭で実践できるようなアイデアがないかと思ったのですが・・。年収が一千万以上あり、子供が10代から親元を離れて半永久的に日本に戻らなくなっても良い、という親御さんであれば一読の価値があると思います。著者は明らかに所得の高い家庭のみの教育についてしか関心がないようなので、該当しない方にはあまり得るものはないかもしれません。
ちなみに私は現在アメリカに居住しておりますが、著者の紹介しているボーディングスクール以外の、特に公立の学校などはレベルの低い学校のほうが多いですし、「ボトムアップ教育」に終始しています。ですから、単純にアメリカと日本の子供や教育のレベルを比べてアメリカのほうが優れているとは全く言えないと思います。そういう現実を踏まえると、確かに子供を留学させるのならばボーディングスクールのような監視・指導が徹底しているところでなければ、得るものも少なく、逆に害になる場合もあるのかもしれません。
どうせ金銭的に余裕があるならば、東大よりもハーバードを目指そうじゃないか、というのは確かにそうかもしれませんね。