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5つ星のうち 5.0
歴代メフィスト賞受賞作家のなかで、随一のロジック派,
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レビュー対象商品: 真っ暗な夜明け (講談社ノベルス) (新書)
大学時代のバンド仲間と、久しぶりに飲んだ推理小説家志望の氷川透。散会後、みんなといっしょに地下鉄構内に降り、終電を待っていたのだが、 なぜか外で別れたはずのバンドのリーダーが、駅のトイレの中で撲殺死体 として発見される。凶器は駅の休憩室に飾られていたブロンズ像の台座。 他に乗客もいなかったことから、彼らのなかに犯人がいると考えられた。 そしてその数日後、メンバーの一人がマンションから転落死し……。 三人称多視点の叙述形式が特徴の本作。 当然、犯人の内面描写もなされており、作者が、フェアなフーダニット を書くうえで、自分自身に、高いハードルを課していることが窺えます。 さて、本作では、地下鉄構内の殺人と、マンションからの転落死という、 二つの事件が扱われてますが、後者は密室からの犯人消失がテーマ。 鳴らされたドアチャイム、更新されたホームページなどによって、不可能状況が 演出されています(解答は、《転落死もの?》では、比較的オーソドックスです)。 そして、地下鉄構内の殺人では、犯人がブロンズ像ではなく、その 台座を凶器に使ったのはなぜか? という謎に焦点が絞られます。 その謎に対し、一つの仮定を設定し、そこから極めて 厳密に構築されていく犯人特定のロジックは、圧巻。 唯一これしかないという可能性を徹底的に追求しようとする、作者 の心意気(妄執?)が感じられ、ロジック好きには嬉しい限りです。 探偵役である氷川の、あまりに自意識過剰な言動や偏執的なまでの分析癖が、少々 鬱陶しくもありますが、それも含め、本作は、青春ミステリの佳作といえると思います。
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
連続密室殺人の謎を解く!,
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レビュー対象商品: 真っ暗な夜明け (講談社ノベルス) (新書)
主人公・氷川透は大学時代のバンド仲間と久しぶりに会って飲む。その帰り、終電間際の深夜の駅で殺人が!なんと、トイレで仲間の一人がしたいで見つかったのだ!事件当時、地下鉄の駅は彼らだけの貸し切り状態であった。いったい誰が犯人なのか? 主人公・氷川透クンは、めっぽう女に弱いのに、いらんこといいなので嫌われてしまうという人物で、どこか哀れみを誘われる。いち早く犯人が飲み会メンバーの中にいることに気付いた氷川は、警察に偽証までして自ら推理するのだが、非情にも第二の殺人が起きてしまう。何故彼が、警察に下駄を預けずに自分たちで謎解きすることに強いこだわりを見せるのかが、私には理解できなかった。
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