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今のように東京一極集中が進む以前、つまりは近代国家としての道筋を歩む以前の日本の姿は、「西日本と東日本とは別世界である」と言うことを主張しています。
そして、各県民の気質が形成されていったプロセスについて、中世まで続いた近畿地方以西の大陸的な「西国文化圏」の形成プロセス、東西における武士団の組織の相違、そして江戸時代の徳川幕藩体制の時代に各藩に根付いていった庶民の気質を中心に、要を得た説明をしてくれています。
そして筆者は、このような日本の多様性こそが、日本の現在の閉塞状況を打破するキーポイントとなることを期待しているのですが、本当のところどうなるか、私にも自信は持てません。しかし、異郷の地でいかなる態度で接するべきかについての、簡単なガイドブックとして、この本はお勧めです。
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