登録情報
|
ナイチンゲール女史によると、この覚え書は看護婦に看護することを教えるための手引書などではなく、子供や病人など他人の健康上の責任を負う英国のほとんど全ての女性のために、考え方のヒントを与えたい、という目的で書かれたものである。
目次には、1.換気と暖房、4.物音、8.ベッドと寝具類、12.おせっかいな励ましと忠告、13.病人の観察、等々とあるように、彼女の豊富な経験に基づいた、極めて具体的かつ実用的なヒントが満載である。
同時に彼女が、英国の人々の看護に対する認識の甘さに、当時いかにイライラいたかが文章の端々に滲み出ていて面白い。
例えば、「換気」の項では、部屋の空気を新鮮に保つことの重要性を具体的なエピソードをあげながら10ページ近くも費やしてくどくどと説いており、シンプルで歯に衣着せぬ彼女の物言いに苦笑してしまうのだ。
しかし読み進めるうちに、あなたはだんだん、まるでお母さんの愛情に包まれてるような温かい気分になってくるだろう。つまり、お嫁に行く前は何事にも口うるさくて、時にはその厳しさに反発もしたけれど、お嫁に行ってからその言葉の有難みをひしひしと感じる、かけがえのないお母さんのお説教を聞いているような気分になってくるのである。
ナイチンゲールは天使のような女性だと聞いていたが、この本を読んで初めてその本当の意味が分かったような気がいたします。
嫁入り道具として一冊いかがでしょう。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|