歯に衣着せずにレビューします。
この問題集を勉強した事で、時間を無駄にしたな、と思いました。
メディカルVブックスの問題集は、生物や数学など他のシリーズも使用していますが、この現代国語の問題集は他の教科に比べ大分劣ります。受験の為に様々な傾向の問題に慣れておこう、と思う方ならまだ勉強のしようがあると思います。
しかし、この一冊を勉強しただけで、医療系独特の現代国語を克服しマスターする事は100パーセント不可能です。
この問題集に頼る位なら、積極的に普通の大学受験用の問題集を買って、そちらを勉強されたほうが良いでしょう。
大学受験用の問題集のほうが、試験の傾向が掴めますし、解説が丁寧ですし、問題がもっと洗練されています。
この問題集のどこが良くなかったかいくつか挙げます。
・回答の解説が乏しい。とにかく不親切。
私は他に様々な問題集を勉強しましたが、この本は本当に不親切!解説らしい解説がほとんどありません!解答を見ても「??」の連続です。ただ漠然と答えが書いてあるだけ。何故その解答が正しいのかという解説が満足にされていません。
解説があっても、内容が短くて抽象的過ぎます。
難しい記述問題に関しても、何故、解答文にその用語が必要かなどの解説が乏しいです。解答と解説がほんのちょっとしか載っていません。記述問題は現代国語が苦手な方がつまづく問題なのに、何故こんなに説明不足なのでしょうか。
記述問題は直感で解くしかないのか?って思いました。
余ったスペースがスッカスカなページを見ると「この空いてるスペースに解説をもっと載せなさいよ!!!」と思いました。理解が難しくて、クセのある問題が多いのに、不親切です。。
・問題がとにかく分かりにくい。
難易度が高いという意味ではありません。問題文と答えがこじつけ過ぎる問題があるという意味です。
一番「は?」と思った例を挙げます。
小説の問題のページの箇所です。島崎藤村の「家」についての問題で「家を旅舎で自分を旅客だ、と例えているが、これは何という有名な古典を踏まえているか」という問題があり、全くひらめかなくて解答を見ました。すると「松尾芭蕉:奥の細道」と記載されていました。。開いた口が塞がりません。何故なら、芭蕉は冒頭部分で「月日は百代の過客にして・・・」と書いていますが、家そのものを「宿屋」だなどと書いていなからです。この問題集の著者がこじつけの様な解説で「芭蕉の奥の細道のことえを指してるのではなかろうか。。」と書いてました。腑に落ちなくてイラっときました。
・著者本人が問題そのものを否定、批判している。
これが、この本の中で一番いけないと思います…買った側はゲンナリしますよ。
解説なさる立場の方が、様々な看護学校の過去問に対して「この問題は時代遅れである」「こんな問題を出すなんて疑問である」なんて否定してるんです。
だったら著者の貴方が分かりやすく解説するのが役目でしょうに。そもそも、そんな酷い問題を載せないで欲しいですよ。。
同じシリーズの小論文や国語常識問題の本などを書かれている、石関先生の方がずっと親切で良かったです。。
同じ国語のジャンルの本だったので、良いかもしれない、と思い飛びついてしまいましたが大失敗でした。
色々不満を述べましたが、私と同じように後悔する方が続出してはいけないと思い、正直に書きました。
現代文が苦手な方には、この本から入ることをおススメ出来ません。克服するどころか、自信を失くしてしまうでしょう。
著者は有名な先生の様ですが、満足な解説も無く、問題のチョイスも微妙。
そのくせに書いている文章はやたら高慢で上から目線。。とてもゲンナリしました。
本屋で立ち読みしていたら、絶対に買わなかったと思います。
定価で買った事に激しく後悔しています。今度ブックオフに行って売ってきます。