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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
さださんらしい、人間愛に溢れてます,
By Kenji.I (東京都小平市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 眉山 (単行本)
「解夏」の書評にも、「さだまさしという名前で出版していなければ、もっと素直に小説の素晴らしさが伝わるかもしれない」という主旨のものがありましたが、まさしくこの「眉山」も同様で、色眼鏡を外して読めば、作者がどれほど、母を愛しているか、人間を大切に思っているかが、ひしひしと伝わってくると思います。登場人物が泣いていない場面で、じんわりと泣ける、今までにあまり味わった事がないような、不思議な感動でした。 さださん、素敵な話をありがとう!!!
30 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
死ぬまでカッコ良かった母の人生の秘密とは,
By
レビュー対象商品: 眉山 (単行本)
医学の研究用(主に学生の解剖実習)に遺体を提供することを「献体」といいます。本書の主人公は、本人の意思で献体を希望しました。物語の冒頭、既に主人公は亡くなっており、献体先の大学が主催する合同慰霊祭に娘が出席する場面から本書はスタートします。 ちゃきちゃきの江戸っ子で気風の良かった母。娘に何も相談せずにケアハウスへの入居を決め、献体を申し込んでいることも明かさない母。なぜか父のことは何も娘に教えずに一生を過ごし、晩年を迎えた母。 そんな母が「錯乱している」という連絡を郷里の病院から受け、娘は慌てて帰郷します。「錯乱」は間違いだったものの、末期癌で余命いくばくもないことを知った娘は、郷里に滞在して母を看取ろうと決心しました。 看病の日々の中で、本人が語ってくれなかった母の人生を理解し、名前も知らない父のことがだんだん分かってきます。 そして最後のクライマックス。母がどうしても見ておきたいと車椅子に乗って出かけた阿波踊り会場で……。 「神田のお龍」として沢山の人々から慕われてきた母の気風のいい啖呵が小説を引き締めていました。 お天道様に恥じない「粋」な人生を送った主人公。死ぬまでカッコ良かった母。
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
さだまさし侮るなかれ!!,
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レビュー対象商品: 眉山 (単行本)
「さだまさし」の唄にしろ、本にしろテーマはつねに家族。それが、彼の主張だと思う。今回の眉山も、母と娘を中心とした物語ではありますが、その中に流れる物語の端々に著者の時代の眼を感じました。例えば、お龍さんが、病院の中で、医師に啖呵を切る場面など同じ立場の身として単純な毎日の中で忘れ去ってはいけない大事なものがあると、深く考えさせられました。優しさとは何か?愛するとは何か?家族とは何か?この作品で振り返ることが出来たと思います。興味のある方一読をお勧め致します。
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