本書は、メモリ制限の問題を解決するための技法を集めて解説したものである。取り上げられているのは、小規模なマシンで成功したシステム設計を調べ、数多くの成功を導いた技法のエッセンスであり、それらは5つのパターンに分類されている。省メモリプログラミングの入門書として、あるいはすべての技法の総覧、問題解決のためのリファレンス、実装ガイドなどなど、さまざまな用途が考えられる。紹介されている5つのパターンは、Small Architecture(小規模アーキテクチャ)、Secondary Storage(補助記憶装置)、Compression(圧縮)、Small Data Structure(小規模データ構造)、Memory Allocation(メモリ割当)、となっている。それぞれの技法は、パターン名、問題の陳述、コンテキストの説明、解法、結果など、決められたフォーマットで記述されおり、読みやすい構成となっている。
メモリ制限の問題に直面している技術者はもちろん、普段この問題について意識していない技術者にとっても有益な内容である。(大塚佳樹)
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5つ星のうち 5.0
分類が上手い,
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レビュー対象商品: 省メモリプログラミング―メモリ制限のあるシステムのためのソフトウェアパターン集 (Software patterns series) (単行本)
本書は、単に省メモリの技術をパターン化しているだけではなく、システム開発全体を通して、どの部分にどう作用するかが上手く分類されています。また、個々のセクションは完結していて、Aを実現するには? →Bを行いましょう →Bの良い点・悪い点(結果) →実装(方法・サンプルコード) →適用事例 →他のセクション(パターン)との関連・参考資料 のような流れで進みます。省メモリについてある程度知識があれば、全体を通して読むことで系統的に省メモリプログラミングが理解できると思います。実務に役立てたい人は、各セクションの見出し(最初に要約が書いてあります)をざっと見てから役に立ちそうなところをピックアップすればリファレンス的な使い方もできるでしょう。要約の部分が目次にも書いてあれば、より使いやすかったと思うのですが…
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
メモリ制限のあるシステム,
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レビュー対象商品: 省メモリプログラミング―メモリ制限のあるシステムのためのソフトウェアパターン集 (Software patterns series) (単行本)
メモリ制限のあるシステムの開発には、2つの方向性が考えられます。一つは、MISRA-Cに代表される静的なメモリの利用に限る方法です。事前に必要なメモリを確認し、動的なメモリや、不必要なメモリを使わない 方法です。 もう一つが、メモリの利用を少なくするための技術です。 本書は、後者に力点を置いています。 Small architecture secondary storage compression smalll data structures memory allocation 5つの技術を示しています。 最後のMemory Allocationには、いくつかの技術を紹介していて、最初がFixed Allocationです。これは、静的メモリ管理です。 圧縮、補助記憶など、メモリだけに限定すれば有利です。 処理時間を含んだシステム全体で考えると、効率的とは限らないことを紹介しています。 ソフトウェアの設計パターンの本として読もうとすると、迷路に入るかもしれなません。 どういうメモリ制約があるかを明確にし、どういう機能が必要か、どういう検証が可能かが決まれば、採用する技術が決まる。本書の分類は、採用技術を決める際の手助けになる。
5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
組み込み向けのデザインパターンとしてはまともです。,
By ばななふぃっしゅ (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 省メモリプログラミング―メモリ制限のあるシステムのためのソフトウェアパターン集 (Software patterns series) (単行本)
組み込み向けの定石を手っ取り早く知るにはかなり良いです。リソースの制約のあるシステムの開発者向け。
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