「やらせ(言わない嘘?)」はイヤなので実名でレビューします。
数年前に「自立循環型住宅研究会」を立ち上げ、そこに集まる人とほんとに真面目に「温熱環境/省エネルギー設計」に向かってきました。そうした人たちと会の内部で「勉強本」をつくり、その内容が「内部だけに留めておくのは勿体ない」と感じたのが本書を出版することになった動機です。
これだけ温熱環境や省エネが注目されているのに、書店に行っても「実務者(設計者)が知りたい」と思っている内容に応えてくれる「まとまった本」は見当たりません。そうした要求は部分的なので、あっちこっちを探さなければ欲しい情報に行き当たらないはずです。もちろん様々な立場で書かれた良書はたくさんあります。でも、玉石混交の本の中でそれをまず見つけ、その中で自分にとって信頼できる情報を選び、整理するのが本当に大変だと思います。そもそも私がそうした苦労をしてきました。
実際、この本が出版されてから、この本を机の上に置き、私の実務の中で(設計に関わったりする中で)、何度も何度もここに整理されている考え方や情報を参考にしています。これまで「このときはあっちの本を読み、このときはこっちの本を読む」という面倒な状況から相当に解放されています。真面目に住宅の設計に取り組んでおられる方は、きっと私と同じような感想を持っていただけると信じています。