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相続の「落とし穴」―親の家をどう分ける? (角川SSC新書)
 
 

相続の「落とし穴」―親の家をどう分ける? (角川SSC新書) [新書]

灰谷 健司
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

突然の親の死。その後に始まる相続。大きな財産がなくても法定相続通り分けるのは大変なこと。相続には思わぬ「落とし穴」がある。親がまだ住んでいる家、どう分ければよいのか?介護や多額の生前贈与がある場合はどうしたらいいのか?相続が発生する前に知っておけば、揉めることがない。さまざまな事例を紹介し、揉めない相続の基本を学ぶ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

灰谷 健司
1961年8月30日生まれ。84年三菱信託銀行(当時)入社、94年税理士試験合格、現在三菱UFJ信託銀行財務コンサルタント。不動産鑑定士、中小企業診断士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本証券アナリスト協会検定会員。相続・遺言、不動産やローンなどを含む総合的な資産運用・活用・承継についてのコンサルティングを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 173ページ
  • 出版社: 角川SSコミュニケーションズ (2008/09)
  • ISBN-10: 4827550476
  • ISBN-13: 978-4827550474
  • 発売日: 2008/09
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
薄い本なので期待せずに読んだが、その予想は裏切られた。
内容の濃い本で、著者の体験に基づく事例がコンパクトにまとめられている。
短すぎてやや食い足りないと思うかもしれないが、他の相続関連の本でまかなえる。
財産が自宅程度しかない一般市民用の相続紛争予防本。
好ましいのは著者の姿勢がよく分かる点。
遺言書は残された家族へのラブレターだと明快に定義している。
この定義をベースとして書かれているので論旨がはっきりして読み易い。
ともすれば類書はクレーム予防のためか、腰が引けたような記述が多い。
個人的のはラストの方にある「遺言書のあいうえお」が面白かった。
ちょっと毛色の違うユニークな本。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書(灰谷健司『相続の「落とし穴」 親の家をどう分ける?』角川SSコミュニケーションズ、2008年9月25日発行)は相続問題をテーマとした新書である。人は一人で生きているわけではないのではない。どのような人にも両親は存在する。それにもかかわらず、「相続紛争なんて金持ちの話で、うちには関係ない」と考える人は少なくない。

それが誤解に過ぎないことを本書は明らかにする。著者の肩書きは三菱UFJ信託銀行財務コンサルタントであるが、相続対策に信託を勧めるという類の商売っ気はない。何故相続で紛争が起こりやすいのか、紛争を回避するためにはどうすればいいか、を分かりやすく説明する書籍である。

相続で揉めている人が多いにもかかわらず、耳にすることが少ないのは「相続というのは究極のプライバシーなので、よほど親しい親戚や友人でも、なかなか立ち入った話をすることはできない」ためである(48頁)。本書では現実に相続紛争が増加していることを家庭裁判所の相談・調停・審判の件数の統計データを引用して立証する。

著者は相続が揉める理由として「民法改正と権利意識の向上」を挙げる(51頁)。戦前の封建的な家制度の下では、長男が家督を継いで全財産を相続するために相続紛争が生じる余地は少なかった。戦後民主化の一環として民法が改正され、相続人の均分相続が定められた。さらに戦後の平等教育によって、男性も女性も長兄も末子も平等であるという意識が浸透したためとする。

この著者の主張は一面の真実であるが、全てを説明するものではない。相続人皆が民法の規定に従い、相続人に均分相続させるべきと考えているならば紛争は生じない。紛争は意見が対立するから起こる。相続人の一方は均分相続を期待するのに対し、他方は戦前的な長子単独相続が当然と主張するから紛争になる。その意味で「民法改正と権利意識の向上」は紛争の一因であるが、全てはない。法の下の平等や戦後民法の価値観を受け入れようとしない人々が根強く残存していることも、相続紛争を生じさせる要因である。

また、本書では血縁の相続人同士よりも相続人の配偶者が口を出すことが紛争を激化させると指摘する(58頁)。
本書では相続紛争回避策として、「事前の話し合いが重要」とする(114頁)。これは的を射た主張である。被相続人没後に相続人の一人が遺言書を発見したとして提示しても、被相続人の意思で書かれたものか検証不可能である。そのため、紛争になることは目に見えている。上述の訴訟でも遺言書の有効性が争点の一つになっている。莫大な遺産があるわけでも兄弟仲が険悪でないにもかかわらず、相続紛争が起きてしまう原因が理解できる一冊である。
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形式:新書
「うちは資産なんて大して無いから、相続とか無縁だ」と仰る方も多いでしょうが、そういう方に限って相続が起きたときにどんなことが待ち受けているか、まったくご存じ無いのではないだろうか?
人間誰しもいつかは天寿をまっとうするわけで、相続発生というのは(自らも含めて)When?の問題であり、避けて通れないものだ。ハイタニがこっそり教える目からウロコの不動産・相続対策のレビューの方にも書いたが、本書の著者は三菱UFJグループの個人財務コンサルタントの大看板とも言うべき方。先日ご本人から本書を自著の中でも推薦図書だとのお話を聞いたのだが、正直言ってありとあらゆる方にご一読をお薦めしておきたい。
【事例】のところが意図的に一人称で表記になっているのだが、これが読者にあたかもサスペンスでも読んでいるかのような臨場感と緊張感を持たせる。
昨今は独身のままないし夫婦二人のままで、高齢を迎えてらっしゃるご家庭も多いようなのだが、押し迫ってからではできることも限られてくる。若いDINKS夫婦の方々もお読みになられたほうがいいと思う。
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