登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
手で計算していく楽しみがある解説,
By
レビュー対象商品: 相対性理論 (基礎物理学選書) (単行本)
この著者の書籍はいつもどのような特徴があるのか期待しています。本書は、ある意味では期待と違っていましたが、別の意味ではなるほどと思いました。目次は
1 相対性理論の歴史 2 相対論的運動学 3 相対論的力学 4 電磁気学 5 4次元世界 6 力学の共変形式 7 電磁気学の共変形式 8 一般相対性理論へ 付録 A‐1 平行板コンデンサーの電場 A‐2 スピノル となっていて、一般相対性理論の手前で終わっています。 冒頭の「はじめに」によると、「最初は簡単に、2回目は深く!」という方針です。とくに、「座標系を変えたときの種々の物理量の見え方の変化を調べる」となっています。そして各成分についていちいち計算するとあります。私は電磁誘導の話題を知ったときに、磁石の周りの磁場が、別の座標系から見るどうなるのだろうかとか、電流が流れるのかなぁ、熱運動(理想気体のエネルギー)はどうかと不思議に思ったのものです。最初に全体を眺めたのですが、類書よりもいろいろな例があげてありますが、もっともっとみせてもらいたくなりました。 予備知識としては、微積分と線形代数とベクトル解析というおなじみのものの他に、最後にグリーン関数が必要となるので複素関数論の基礎も必要なようです。また、この著者は朝永の「スピンはめぐる」を丁寧に解説した方ですので、その本でおなじみのトーマス歳差の話題もあり、量子力学の基礎的な事も知っておくと良いかもしれません。このように話題が豊富ですので、物理全体を一通り学習し終えた人の方が向いていると思います。もちろんこの本読みながら、足りない分野を並行して勉強していけば理想的な力がつくでしょう。これらを全く忘れてしまっているので、この年末の休みのあいだに何ページ読み進めることができるやら。いずれにしても、私の頭のボケ具合を除いて、良い本を良い時期に手にすることができました。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
|
|