内容紹介
「投資で成功するカギ(もしあればの話だが)とは、感情的にならずにいられる能力だ。そのような態度は、自信を通じてのみ達成される。自信は知識によってのみ得られる。知識は研究やたゆまぬ努力、経験で手に入れることができる。本書は、私が30年間に培った知識と経験を伝授しようとするものだ」(イントロダクションより)。
リチャード・アームズ氏がその革新的な理論を発表してから、市場に対する投資家の見方は変わった。彼のテクニカル分析技術には巨大なインパクトがあったためだ。その証拠に、出来高対応チャートは、一般に人気を得ているほとんどの株式・先物分析ソフトに採用されている。今やアームズ指数は、ウォール街で最も重要なテクニカル・ツールのひとつになっているのだ。
アームズ氏が説得力あふれる言葉で語る、主要投資戦略についての考察を読み進むめば、今、最も信頼されている長期予測手法である出来高分析が、だれにでもマスターできる。この分析方法は「値動きの理解には出来高が非常に大きな役割を果たす」というアームズ氏独自の理論に基づいたもの。出来高は市場の感情に影響されていることを教えてくれる方法である。ほかにも、「出来高対応チャートと『パワーボックス』の意味」や「EMVや出来高調整済み移動平均(VAMA)とその未発表情報」など、トレーディングに関する様々な原理がわかりやすく紹介されている。
簡潔な分析手法とユニークなアプローチによって発明された、洗練された投資戦略は、相場の素人が読んでも理解できるものだ。投資を経験した方になら… …。その効果は言わずともわかるだろう。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
メディア掲載レビュー
そのため、私の分析手法がこの伝統と由緒ある日本という市場で受け入れていただけることを大変誇りに思い、日本語版の出版を心から喜んでいます。
本書の分析手法は本来、米国市場のために開発されたものです。米国の証券・商品市場で何年にもわたって応用され、成功を収めてきました。しかし、その原理は普遍的なものです。
価格は需給の微妙なバランスの変化に応じて動き、そのバランスは世界中の何百万もの人々の心理的行動に応じて変わります。このような、恐怖と欲望の間のバランスは、価格と出来高という2つの要因に反映されます。これは、どのような市場でも、いつの時代でも、また、どこの国についても言えることです。本書で紹介する方法によって、価格と出来高の相互作用がよりよく見えるようになるでしょう。
本書で紹介するのは、相場の流れやその背景にある出来高の動きを、感情に流されず客観的に見る方法です。今日のように、金融市場同士が連動していると、国境のようなものはほとんど意味がありません。東京の動向がすぐさま欧州や米国に波及してしまうからです。本書の手法を使えば、互いに連動し、ダイナミックな動きを続ける市場をより分かりやすく見ることができるはずです。日本の読者、投資家の皆さんに私の投資手法を知っていただくことができ、喜びにたえません。
2001年8月 米ニューメキシコ州アルバカーキにて
--日本語版への序文
著者からのコメント
新たな投資手法を考案するたびに著書で発表してきたが、その内容はほとんど共通性を持たないものだった。また、各書とも特定の手法とその計算法の紹介に主眼を置いており、実際の相場戦略には多くのページを費やしてこなかった。本書は、これまでの著書の内容をまとめて各投資手法を統一し、独立したひとつの手法として統合すべきだと考えた末の知の結晶である。
その手法とは、"実際の売買経験に基づくテクニックを現実の相場に適用させる"ことを、これまで以上に目指すものだ。
テクニカル分析とはすでに完成し、固定化したものではなく、常により良い手法を求めて前進し続ける探求の過程である。出来高対応チャートのように、応用面でこれから試すべき課題が多く残されている新手法には、特にこのことが当てはまる。出来高対応チャートの導入以来、非常に多くのテクニックが試されてきた。採用されたものも、捨て去られたものもあった。
このうち、実践に使えると判断されたものとしてVAMA(出来高調整済み移動平均)がある。VAMAは、著書の内容としては、本書で初めて紹介するものだ。こうした新たなテクニックや応用方法が見つかったことも、本書を著した動機となっている。
本書を執筆した3番目の動機は、一部のテクニックの有効性がハッキリした一方で、別のテクニックが以前より色褪せたものとなった結果、過去に紹介した手法の適用方法に変更部分が出てきたことにある。例えば、出来高対応チャートのパワーボックスは、これまでの著書では明示していなかった。そればかりか、単独の指標として最も有意義である可能性があるからこそパワーボックスが重要なのに、このことを強調も説明もしていなかった。この理由だけでも、新しい本を一冊書くものとしては十分だろう。
次のページからは、これらの要因をひとつのテクニックとしてまとめ、説明していく。
このテクニックは、私自身が資産管理に利用しているテクニックだ。どのような市場にも通用するような真の手法を見つけるため、多くの時期のさまざまな市場や株式を見ていこう。
これらの手法が実際の相場でどのように適用されるのか、そして、その結果はどうなるのかを見るのだ。これを適切に応用することができれば、読者はより大きな利益を得ることができるはずだ。
著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
米ニューメキシコ州アルバカーキに事務所を構え、機関投資家顧問や投資アドバイス、出版のほか、投資ポートフォリオ管理も手がける。独自のテクニカル・ツールを通じた利益の増大を追及。アームズ・インデックスは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に毎日掲載のほか、CNBCテレビ画面で常時流されている
中原 駿
都銀ディーラー。株式・商品・為替・債券を主にテクニカル分析を実践。現在パンローリング社で「短期トレーディング手法」連載中
杉本 裕之
早大文卒。防衛庁翻訳・通訳官、横田米軍基地連絡官などを経て、商品先物情報会社、(株)ゼネックスに入社。1995年~97年、米ニューヨーク支社勤務の後、現在は本社翻訳業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
そのため、私の分析手法がこの伝統と由緒ある日本という市場で受け入れていただけることを大変誇りに思い、日本語版の出版を心から喜んでいます。
本書の分析手法は本来、米国市場のために開発されたものです。米国の証券・商品市場で何年にもわたって応用され、成功を収めてきました。しかし、その原理は普遍的なものです。
価格は需給の微妙なバランスの変化に応じて動き、そのバランスは世界中の何百万もの人々の心理的行動に応じて変わります。このような、恐怖と欲望の間のバランスは、価格と出来高という2つの要因に反映されます。これは、どのような市場でも、いつの時代でも、また、どこの国についても言えることです。本書で紹介する方法によって、価格と出来高の相互作用がよりよく見えるようになるでしょう。
本書で紹介するのは、相場の流れやその背景にある出来高の動きを、感情に流されず客観的に見る方法です。今日のように、金融市場同士が連動していると、国境のようなものはほとんど意味がありません。東京の動向がすぐさま欧州や米国に波及してしまうからです。本書の手法を使えば、互いに連動し、ダイナミックな動きを続ける市場をより分かりやすく見ることができるはずです。日本の読者、投資家の皆さんに私の投資手法を知っていただくことができ、喜びにたえません。
2001年8月 米ニューメキシコ州アルバカーキにて
リチャード・W・アームズJr.