本著の要点を整理してみました。ご参考にどうぞ。
(1)株・不動産・原油・金等。(大ローテーション)
循環期間は長いが、時には熱狂的な上昇と、絶望的な下落を引き起こすので、まず、
押さえておかなければならない
・日本株は(日本の景気に左右されるのは当然だが)暴落時には米国株との連動性が強い。
・米国株は、米国の金融政策と不動産市場の影響を受けやすい。
(米国の不動産市場で数々のローンがあり、金融市場への影響は大きい)
・米国の不動産動向を見る上で、米国REIT指数は重要。
・原油価格は生産国の動向によるものが大きい、特にイギリスの北海油田の生産量が
低下して以来、消費国の結束は弱まり、原油価格は急騰している。
(2)金利・為替・国際商品指数(小ロテーション)
循環期間は短いが、大ローテーションについての制御的役割を持つ。
特に米国の金融政策と密接な関係がある。
・金融政策は、景気の循環をマイルドにさせるためにあるが、実際には、景気循環と
株式循環の関係は複雑であり一対一の対応にはなっていない。
・米国に先行し、日本の金融政策が変更されることはない。
・米国の金融政策とドル/円は連動する。
・ドル/円相場は動きだすと約3割程度変動する。
・対ドルで円はユーロに遅れて動く
以上は、ほんのさわりであり、他に重要指摘事項多数。
また、本著はデフォルメチャートによる相場循環期間の緻密な分析も充実。
プロもセミプロもアマも、熟読すれば、実力を大幅に向上させることのできる
名著であることは間違いないと思う。