モノにするコツは、サイン・コサインならば「見えない直角三角形を周りの物事にあてはめてみる」、微分方程式なら「そのほとんどは解けない。教科書は解ける方程式しか取り上げない事実を知る」など、直観的に腑に落ちるポイントを探し出すことだと言う。「直観」とは本質を見抜く力だ。本書が直感的に数学が分かるようになる虎の巻ではないことを断っておく。
(日経ビジネス 2005/01/31 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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最も参考になったカスタマーレビュー
78 人中、71人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
10年前に読んでいれば。。。,
By ciaociao (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 直観でわかる数学 (単行本)
この本に関する評価はここの書評を見ても分かる通り、両極端に別れている。まぁ簡単に言えば、本書の前書きに書いてある通り、一度数学に挫折した人(苦手な人)が読む本なので、対象でない人の書評は、それなりの酷評になっているのでしょう。私は恥ずかしながら高校時代、「正弦・余弦」そして「行列」の存在意義が全く分からず、それだけの理由で数学から距離を置いてしまっていた。 卒業後10年が経ち、この本を手にして、思ったのはただひとつ「この本を高校時代に読んでおけば!」である。これまた前書きの受け売りだが、本書は参考書ではなく、正弦、余弦の言葉の由来や、何故行列はこのように並べるか等を一度挫折した人、これから高校数学を始める人に、分かり易く説明している「だけ」の本である。非常に分かり易く、簡単に読めた。こういう説明がベースにあれば、少なくても私みたいに、行列や正弦・余弦の存在意義が全く理解出来ないまま、講義を受けていた人間は救済されると思う。 #重ねていうが、これは、数学者や数学大好きな人ようの本ではありません。
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
文系人間には面白く読めます,
By
レビュー対象商品: 直観でわかる数学 (単行本)
「サイン・コサイン」「数列」「指数・対数」「虚数・複素数」「微分・積分」「微分方程式」「確率」以上計7つの章立てで構成されている。章ごとの関連性は希薄なので章ごとに読んで行く必要はさほどない。難解と思える箇所はほとんどなく、高校大学と文系の私でもあっさり読むことができた。とりわけ「微分・積分」「微分方程式」の章は「難しくないんだぞ」という筆者の力強いメッセージが伝わってくる。筆者ならではのイラスト多用した構成や、軽快且つ辛辣な語り口で旧態然とした数学界をばっさり切っているのも気持ちいい。「抽象概念と化し高みにいる数学というものを日常へと汎化しテンプレートとして脳内で再利用可能な状態にし直感力を養う」筆者のこの試みはまずまず成功したと言える。あまりにも簡潔に切り過ぎてしまい(抽象から具象への汎化にこだわり過ぎ)、どの章に関しても数学的な説明を端折り過ぎたことが唯一の難点か。そのため、数学から離れ過ぎてしまった人にとっては、複素数の辺りから徐々に苦しくなってくるかもしれない。情報通信化が進み、いちいち「文系・理系」というカテゴライズや線引きをしていては務まらない仕事が近年増えつつある。すなわち、多種多様な情報の処理を短時間で行える優れた論理的能力を発揮することが文系理系の垣根を越えて求められているスキルなのだ。文系の側にいる私も思考を整頓させ、x,y軸だけをひたすら見続けるのではなく、t(z)軸、虚数i、を見つけ出せるよう柔軟な直観力を養っていきたい。
57 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
小説を読むようなわかりやすさ,
By 女性 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 直観でわかる数学 (単行本)
高校で数学に挫折してからは、ずっと数学に対して後ろめたい気持ちがありました。数学の教科書は私にとってこむずかしい哲学書と似たようなものがありましたが、この本はおとぎばなしとは行かないまでも、小説のように読みやすかったです。もし数学を世界地図に例えられるのだとすると、これまでの数学の教科書は、市町村の地図を見せられていたようであるのに対して、この本は各国の全体地図と国の特徴がわかったという感じでしょうか? 後は、数学とはどういうもので構成されているかというような、数学の世界地図を見てみたいなと思います。
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