直江兼続に関して陸続と出版された新書、文庫などの類書の中で最も良心的な本だと断言してよいでしょう。
一例を挙げるとなれば-----、
上杉景勝と直江兼続との性的関係に就いて、男色が極めて盛行していた時代背景から考究して、いたって肯定的であるという点が指摘出来ます。
こうした当然記すべき内容を、何故かことさらに言及を避けたり、否定しようとしたりする非先進国並みの我が国の学者・研究者達は以て頂門の一針として貰いたいものです。それは「公平な立場から記すこと」を原則とするウィキペディアの記載内容と比較してみても一目瞭然。
表現に若干の問題があるにせよ、その他の箇所も分かり易く、かつ丁寧に記述されていて筆者の良心的なスタンスが伺われます。
直江兼続に関して手っ取り早く知りたいと云う人があれば、躊躇いなく本書を推薦したいと存じます。