内容紹介
幼くして視覚を、ついで聴覚を喪失し、深い失意と孤独の中に沈んでいた著者が「指点字」という手段によって他者とのコミュニケーションを回復し、再生するに至るまでを綿密にたどり直した自伝的論文。人間にとって他者とのつながりがいかに大切かが分かる本。
著者について
1962年生まれ、3歳で右目を、9歳で左目を失明する。18歳のときに失聴し、全盲ろうとなる。東京都立大学(現・首都大学東京)大学院人文科学研究科教育学を専攻し博士課程単位を取得、盲ろう者としては日本初の大学研究者となる。現在は東京大学先端科学技術研究センター教授として障害学、バリアフリーの研究を精力的に進めている。また、社会福祉法人全国盲ろう者協会理事、NPO東京盲ろう者友の会顧問を務め、世界盲ろう者連盟アジア地域代表として、2003年には‘Asian Heroes’の一人としてTIME誌に紹介された。