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目白雑録〈2〉―ひびのあれこれ
 
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目白雑録〈2〉―ひびのあれこれ [単行本]

金井 美恵子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

損得抜き、実名批評でシュート!見事に決まった!!第二弾のゴール。華麗なドリブラー金井美恵子が文壇・論壇を過激に駆け抜ける。抱腹絶倒の痛快エッセイ集第二弾。

内容(「MARC」データベースより)

稀代の批評眼をもつ小説家が、日々のなかで出合うさまざまな事、メディアに現れるさまざまな言説を斬りまくる。損得抜き、実名批評で文壇・論壇を過激に駆け抜ける。『一冊の本』連載を単行本化。

登録情報

  • 単行本: 228ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2006/06)
  • ISBN-10: 4022501944
  • ISBN-13: 978-4022501943
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 イラク人質解放に際しての某政治家のみみっちく傲慢な説教ぶりにあきれ果て、青山ブックセンター経営再建への偽善的で「幸福の手紙」みたいな署名メールの輪にむかむかし、灰かぶりキャベツを「生産農家への支援」と語って一個百円で買う主婦に「安いから買ったと言え」と啖呵を切り、今さらながら「近代文学は終わった」という某評論家を「二周遅れの長距離走者」と喝破し、中原昌也を「ああ見えて、実に教養豊かで、誰も読んでいない本、誰も見たことのない映画に詳しい」と揶揄する某作家に、私の読んでいない本、私が見たことのない映画と書け、と欺瞞を暴く。以上の「某」はもちろん全て実名で、相変わらず、あまりの鋭さと流れるような文章の巧みさに惚れ惚れする。

 そんな中でふっと頬が緩むのが、深夜、雨の中、隣の駐車場のベンツの下にたてこもったトラーをあの手この手で救出しようとするくだりや、前著「目白雑録」の単行本の見本刷りが届くくだり。金井氏も、ブックデザインを手掛けた姉久美子氏も、“幾分ワクワク”して、それぞれ見本刷りを手にして自室に籠る。出来たての本を眺め、ページをめくり、“絵やオブジェを完成させたり、小説を書きおえた時とは別種の、一冊の本が出来あがった時の興奮というものがあって、それを手にするたびに、私は本によって作られてきたのだ、という気がややオーヴァーにして、子供の頃から表紙を開いては読んだ様々な本の感触が呼びさまされ、あんなに好きだったんだもの、ほらあ、やっぱり私たちは本を作ったんじゃないか、という幼稚な誇らしさを、電気を消した寝床の中でそっと微笑で呑み込む”……毒舌も、博識も、平成の小説の神様とも言える才能もさることながら、金井氏の素晴らしさは、ページをめくる指の歓びを存分に味わわせてくれることなのだ。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By OK
形式:単行本
(1)同様、ところどころ爆笑しながら読んだ。内容以上に語り口が楽しめる。世にあふれる理不尽な人や物事(その多くが“男性”的)に悪態をつき、自分の物忘れを姉妹で笑い飛ばし、老猫トラーをいたわり映画を楽しむ日々が、長すぎるように見えて実は明晰な文の連なりによって語られる。作家の身辺雑記の中には、人生訓の含有量の異様に高いものもみられるが、金井はいうまでもなく教訓とは無縁。

 この本をとくにお勧めしたいのは、斎藤美奈子のファンで、かつ、斎藤美奈子の理詰めの礼儀正しい悪態にときに物足りなさを覚える方々。
このレビューは参考になりましたか?
幸せ! 2007/3/17
By cobo
形式:単行本
金井さんの書かれる小説はセンテンスの長いのが特徴(もちろん他にもいっぱいありますけど、文章が読めるならば誰でもが分かる特徴の事)ですけど、これって頭の中で物事を考えているときの思考にそっくりで私ははまってしまったのですが、エッセイもまた凄いです。

切れ味鋭すぎる批評と言葉の選び方が絶妙です、鋭すぎてなかなか好きとカミングアウトしにくい(特に男の場合、金井さんは「男」には興味がないと、公言しておられます)作家です。

今回は2004年5月から2006年4月までの連載で、この約2年間を時事ネタをちょっぴり含みながらも、ほとんどは関係の無い飼い猫トラー(もう16才になるけど喧嘩もまだする老猫)や映画(ゴダールや成瀬巳喜男とか)やサッカー(どうもFCバルセロナがお好きで、チェルシーのえげつない勝利至上主義は嫌いみたいで、ロナウジーニョとアンリのファン)の話しです。

ほんとに鋭い批評性とその鋭さを自分にも向ける潔さとか、いろいろあるのですがとにかく一読をおすすめします。

特にやって欲しかったのは、自分のことをセクシーだと信じて(思ってるのではなく、信じて いるが笑える)いる男を南伸坊が「ホンニン」になってもらって写真を撮り、金井さんが文章を書く という連載です、(ちなみに記念すべき弟1回はラムズフェルドの予定)絶対評判の企画だと思うんですけど。
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