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そんな数ある本の中でも、本書は、わかりやすい言葉でコーチングの本質を語るのに成功していると思う。
「コーチは、『聴いて、受け入れて、質問する』のです。」
「自分で出した答でしか人は動けない。命令されてはますます動けなくなる。」
「自分だけを軸としてものを考えているか、相手を軸とするという発想を持っているか・・・」
「エネルギーには肉体的エネルギーと、エモーショナルエネルギー(情緒的エネルギー)があります。・・・限りあるエモーショナルエネルギーをいかに無駄に費やさずに、もっとも達成したい目標に投じるかが、コーチングでは重要なポイントになります。」
上に挙げたのはすべて本書からの引用だが、次々と繰り出される著者の表現は、私たちの頭の中のもやもやを、はっきりとしたイメージに変える力を持っている。そしてそれが、本書のわかりやすさにつながっていると思うのだ。
コーチングは、特に最新の理論というわけではなく、「聴いて、受け入れて、質問する」というコミュニケーションを体系化したものだ。本書を読んで、自分の過去の体験を振り返れば、「あれはコーチングだったんだ」と気づくこともあるだろう。
そうしてコーチングが、ビジネスの世界で大いに活用され、さらには家庭や教育現場など大きく広がっていくことを期待したいと思います。
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