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盤上の敵 (講談社文庫)
 
 

盤上の敵 (講談社文庫) [文庫]

北村 薫
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

敵は籠城殺人犯 妻の命を賭けた戦い!

息づまる駆引と、驚倒の結末! 読者をも操る北村マジックの冴え。

我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手(チェックメイト)をかけることができるのか? 誰もが驚く北村マジック!!

内容(「BOOK」データベースより)

我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手をかけることができるのか?誰もが驚く北村マジック。

登録情報

  • 文庫: 360ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/10/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062735636
  • ISBN-13: 978-4062735636
  • 発売日: 2002/10/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 325,412位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
緻密な構成 2001/11/8
形式:新書
 北村薫の緻密な構成力が良く現れた作品。設定が全てと言えるものの、このアイディアを具現化してみせる手腕はやはり天才的なものがあると感じてしまう。
 心温まる話しではないし、読む人を選ぶ小説かもしれない。だが素晴らしい。
 北村氏はまた一歩新しい地平線に踏み出した。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
北村薫さんの小説は良く読むのですが、非常に残酷で意外でした。円紫さんのシリーズが好きな方は、同じ雰囲気を期待すると愕然とするかも知れません。

猟銃を持って家を出た男性は見知らぬ男をはねてしまう。その男は・・・!「今見えているシーンは、事件のほんの一部でしかない」そう最初から教えてくれているのに、見事にだまされました。小説の構成が見事です。

しかし、単純にトリックで驚かせたいのではないと思います。事件に関わる人達が丁寧に描かれすぎて、パズルとして楽しむにはあまりに辛いからです。
この構成は、人間の「悪意」と「愛情」との闘いをくっきりさせ、ぞっとさせるためのものではないでしょうか。それで「盤上の敵」なのでしょうね。

このレビューは参考になりましたか?
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:文庫
 TVディレクターの末永の家に男が立てこもる。人質になった妻の友貴子を救うために彼は一計を案じ、警察にも内密に男と取引を始める。果たして彼は妻を無事救出できるのか…。

 人気の「円紫さんと私」シリーズでは、人々が日々抱える、犯罪とも呼べないほど些細な秘めごとを掬い上げてきた北村薫。しかし本作では胸に鋭く差し込むほど痛ましい、れっきとした犯罪を描いています。前書きには「この物語は、心を休めたいという方には、不向きなもの」とあり、普段の北村ワールドを期待して手にした読者は頁を繰るのも苦しく、心に大きなヤケドを負うことになるかもしれません。

 副主人公が抱える心の闇の深さを目の当たりにして、読者は口に砂をすり込まれるかのような思いを味わうはずです。その闇には理屈らしい理屈が見当たりません。
 この相手を諭すことはかなわず、末永に残された選択は、まさにチェスのごとく相手を徹底的に打ち伏す以外にありません。相手を完膚なきまでに叩きのめすことこそが唯一の目的であるゲーム。そこには容赦のかけらもありません。

 これほどの苛烈さを見せる本作は北村薫のこれまでの物語世界とは全く異なるものなのではないか。心をヒリつかせながら読み進める私は、物語が緒についたばかりのところで友紀子が口にする次の言葉を常に思い出していました。

 「心があるっていうのは、自分のだけじゃなくて、外の人の気持ちも、想像するためだと思うんです。その筈じゃないか。相手が何されたら嫌かな、とか、そういうことが分かるためじゃないか。それが分かれば、そんなことは出来なくなる。」

 想像を絶するほど無残な出来事が引きも切らず人々を襲う時代。そんな時代にあってこの物語は、人類へのかすかな願いを綴っています。
 これこそ北村薫が紡いできた物語です。

 人間への信頼を捨てない、北村薫らしい物語として、私は本書を読みました。

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著者のミステリ長編のベスト
本作を読む前に、その評判を聞いてしまっていた。
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読まないままにしようかとも思った。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: mutantmogura
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投稿日: 2010/4/17 投稿者: モトカ
白のクイーンの勝利
日本の警察力を過信してるかもしれないが。妻を救うために末永の取った行動は突飛なものだ。都合がよすぎるのかも知れない。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/23 投稿者: らてぃあ
理不尽な暴力を出し抜く、冷徹な論理
猟銃を持って家を占拠した凶悪犯から、妻を
救い出す夫の物語、と表向きは要約できる
本作。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/8 投稿者: 槇
対局形式の小説
この小説は何の罪も無い中年男性がいきなり、山の中で襲われるところから始まる。... 続きを読む
投稿日: 2007/3/3 投稿者: Tochitli
物語の上手さと謎の結末
緊迫感漂う展開に一気に読みきってしまう。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/18 投稿者: bunny
面白く読めましたが・・・・
最初はバラバラに見えた各エピソードが、話の進行とともに徐々に凝縮され焦点を結んで行く過程は見事であり、バリンジャー型の話として出色のものでさすがに北村薫だと思... 続きを読む
投稿日: 2006/4/25 投稿者: saopaulobrasil
なんという計算力
完璧なプロット。
寒くなるような事情と、トリックのすばらしさ。
吸引力が並じゃない。すごい小説です。
投稿日: 2005/10/19 投稿者: ドクション大魔王
傑作になり損ねた本
... 続きを読む
投稿日: 2005/6/21 投稿者: 志村真幸
ミッキーはなぜあんな風に?
なぜ彼女はあんなにしつこくつきまとったのでしょうか?

彼女の顔つきが気にいらなかったのでしょうか?

疑問です。

とにかくすごい執念ですね。

投稿日: 2004/9/14 投稿者: もんじろう
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