本書における「監視」は、広範囲の監視を対象としており、ありとあらゆる監視主体、監視目的、監視手段を含めている。あえて一言で別の言い方をすれば、「監視」とは「社会的振り分け」である。
商業的には、人々をいろんなデータで振り分けることによって、優良顧客(たくさんのお金を払ってくれる顧客)を見つけ出し、優良顧客とそうでない顧客を差別することにある。
問題は、本人が認識できないところで振り分けられている可能性である。例として、一定の国籍や宗教の人は、空港で搭乗拒否される可能性がある。インターネットによって、ますます「監視」が行われるようになる。GoogleもFacebookも、利用者を監視している。
過度に警戒する必要はないと思いつつも、あらためて、「監視」されていることに注意を払う必要があるし、「監視」に対する警鐘はされ続けていく必要があるだろう。