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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
言葉の力を自ら実証している正攻法的監督論,
By 羊 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 監督‐挫折と栄光の箱根駅伝‐ (単行本)
いわゆるマラソン本、ランニング本の類書の中でも非常に読み応えある内容です。サブタイトルには「挫折と栄光」に「箱根駅伝」とありますが、内容的には一般的な「監督論」として優秀な正攻法的構成で、著者の真面目で真摯な姿勢がよく伝わってきます。 読み出してしばらくすると著者の筆力に深く感心させられます。読書が好きだ、と自身でいわれている通り、よくものを読んでいる、ゆえに考えの深い人だということが分かります。最後のエピローグにも「言葉の力」という節があって、走ることと言葉の関係、そして人間としての成長をいつも見据えている、そのことを著者自身が実証されています。 部員の不祥事の責任を取って辞任する迄の東洋大学監督としてのメインテーマはもちろん、自身の競技生活、社会人生活、補欠と正選手の二度のオリンピックの経験、視覚障害者の伴走、駅伝を通じての教育論、人間論・・・と、一冊にとどめるのは惜しいくらいの魅力が詰まっています。著者の人間性の深さ、広さが伝わってきます。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
監督術,
By
レビュー対象商品: 監督‐挫折と栄光の箱根駅伝‐ (単行本)
私が最も印象に残ったのが、川嶋氏が東洋大学の監督に就任した際、解任され失業した前任の監督をコーチとして迎え入れ、川嶋氏個人の収入からギャラを 1年間負担したという話(その後は大学と正式にコーチ契約) 前任の監督の人柄やスカウト面での能力を活かしたかったと述べているが、 普通は自分がやりやすいようにするために前任者は残したりしないと思う。 ましてや、自身の身を削ってまで残ってもらうという行動からは、川嶋氏 の走ることに関する仕事に対しての真摯な姿勢が伝わってくる。 また本書はテレビだけでは分からない、箱根駅伝や長距離選手の実状も、 リアルかつユーモラスに描かれており、東洋大学が2009年、2010年 と箱根駅伝連覇を果たした今読むべき最も旬な本だと思います。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
どのようにして東洋大学が強くなっていったのか。,
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レビュー対象商品: 監督‐挫折と栄光の箱根駅伝‐ (単行本)
部員の起こした不祥事の責任を取り、辞任することになった川嶋前監督の書かれた本ですが、読み始めて止まりませんでした。箱根駅伝ファンには必読の1冊だと思います。 事件の背景を始め、ランナーとしてのスタート、日体大キャプテンとしてのプレイングマネージャーの役割、旭化成の実業団生活、シドニーオリンピック出場、東洋大学監督になる際、宗監督が大学に出された条件、なぜ文武両道が大事なのか、パラリンピックに伴走で出場、箱根駅伝に向かいチーム作り、佐藤尚コーチのスカウティングについて、85回箱根駅伝の優勝メンバーについて、アスリートのセカンドキャリア等々本当にうなるエピソードが満載です。 選手の性格を読んでどう声をかけ、成長させていくか。監督はどの様に考え行動、判断するのか。 他の監督さん達の書かれた本も読みましたが、比べるものではありませんが、 あえて比べれば個人的にはベストです。 走る事への思い、川嶋前監督を含め陸上に関わる人々の誠実さ、堅実さをつくづく感じ、 人生論としても考えさせられました。 繰り返し読んでしまいます。ちなみに私は東洋大学の卒業生ではありませんが。 いつの日かどこかの市民マラソンで川嶋前監督とご一緒する機会があったらと 思います。
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