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盗聴 (講談社文庫)
 
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盗聴 (講談社文庫) [文庫]

真保 裕一
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「な、何の真似だね、それは……おい、気は確かか……」老人の声がうわずり、椅子が激しくきしむような音が上がった。違法電波から聞こえてきた生々しい“殺人現場”の音。「狩り」に出た盗聴器ハンターが都会の夜でとらえたものとは? 今が“旬”の気鋭が送る初めての短編集。表題作ほか秀作ミステリ4編。

内容(「BOOK」データベースより)

「な、何の真似だね、それは…。おい、気は確かか…」老人の声がうわずり、椅子が激しくきしむような音が上がった。違法電波から聞こえてきた生々しい“殺人現場”の音。「狩り」に出た盗聴器ハンターが都会の夜でとらえたものとは?今が“旬”の気鋭が送る初めての短編集。表題作ほか秀作ミステリ4編。

登録情報

  • 文庫: 282ページ
  • 出版社: 講談社 (1997/5/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062635100
  • ISBN-13: 978-4062635103
  • 発売日: 1997/5/14
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
人の心に何が潜んでいるのか・・。知られたくない過去を隠すため、日ごろの恨みを晴らすため、人は罪を犯す。人の心というのは、とても怖い一面を持っている。作者は、犯罪に至るまでの過程や、その後の様子をとてもよく描いている。どの作品も、充分に練られているといった印象だった。長編にはない作者の魅力が、よく出ているのではないだろうか。
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形式:文庫
1990年代後半から2000年代前半を代表するミステリーテラー最初の短編集。

やはり、作者は長編が向いているのかもしれない。50ページ前後の短編のプロットとしては、内容が濃い。表題作の「盗聴」は当初短編であった物を、出版にあわせて中編に書き直したそうだが、それでも内容が濃い、この3倍くらいのページ数でじっくり読んでみたい内容である。よくいえば、内容の濃い短編集といえるかもしれないが、私にはかえって「ごちゃごちゃした」印象を受けた。

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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 全体的に中途半端だったと思う。作家初の短編集だけあってそのせいかもしれないが雑誌掲載の際に削られたか。色々あっても本になり読んでみると思えば中途半端な感じは惜しい。

 表題作が一番長い。短いのは「私に向かない職業」という従来の真保裕一の別面を思わせられる。しかしながら後に出した短編集「防壁」や「トライアル」を見ると秀作だっただけにこれは最初だったのかと言うイメージはある。どっちにしろこれを書くまでは分厚い作で勝負してきただけに、か。「連鎖」も字数制限があったために中途半端であった。最後駆け足になる感じはどうしても惜しい。最後のセリフだけはしっかり言わせたかったんだろうが。

 続く「再会」はどんな話だろうと思いつつ読んだらこれはかなりいかせる作だ。いかせるというよりじーんとくる。気持ちの葛藤。過去の彼女は何を考えていたか。今何を考えているのか。最後の二行が、じーんと残る。まあ、これもやや終わりかあ、と言う物足りなさはないわけじゃなかったがこれ以上書きたくなかったか。

 「漏水」のミステリ性と完成度では一番高いと思われる。一番いい、って思ったのは「私に向かない職業」であり、話的によかったのがどうしても「再会」になってしまうんだが。この「漏水」は桐野夏生がタッチは違えど書きたいようなものかとも思った。

 「タンデム」もパッとしない作である。だが、内容と違い読後感は爽快。「私に向かない職業」はなかなかにしてユニークな作である。こういう真保裕一もいいなあ、と思うな。

 全体的にどうしても中途半端なのだが一気に読んでしまったしその技量はあるのだから素直に認めようじゃないか。

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