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盗作の文学史
 
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盗作の文学史 [単行本]

栗原 裕一郎
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,990 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

つくづく人間(作家)は面白い。盗作、パクリ、剽窃、無断引用、著作権侵害、作家のモラル…をめぐって繰り広げられたドタバタ(悲喜劇)を博捜し、事件としてでっち上げられる過程を冷静に考察した“盗作大全”。すべての作家、作家志望者、文学愛好家必読必携の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

栗原 裕一郎
1965年神奈川県生まれ。東京大学理科1類除籍。都立日比谷高校中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 480ページ
  • 出版社: 新曜社 (2008/7/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4788511096
  • ISBN-13: 978-4788511095
  • 発売日: 2008/7/1
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 盗作事件の向こうにある問題も指摘しています, 2010/7/18
By 
ネモ (日本) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: 盗作の文学史 (単行本)
本書は、“盗作”騒動が起きた文学作品とそれに関する資料の紹介が主で、それについて著者が判断するというものではありません。

読んでいて驚くのは、実に多くの作品が盗作騒動を起こしているということです。「盗作」騒動の多くは資料の扱い方に起因したもので、作者がもう少し注意深くすれば問題が起きなかったケースが、かなりあるようです。ようするに「盗作」騒動のほとんどは、資料引用の“テクニック”及び“モラル”の問題ともいえるようです。これは、小説に限らず、資料引用を曖昧にしてきた日本の著作物そのものが抱えている問題だと思われます。
また、著者が指摘するように、盗作事件が起きるたびに、同じ思考法・言葉が使われ続けること、それに飛びつくマスコミの報道姿勢、これらも日本の出版が抱えている問題であると感じました。

なお、本書で紹介されている『日本文化の模倣と創造―オリジナリティとは何か (角川選書)』は、偏った「独創」神話を批判し、模倣と創造について再考を促しています。併せて読まれることをお薦めします。
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111 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 芸術において模倣は必要である, 2008/9/3
レビュー対象商品: 盗作の文学史 (単行本)
文学,ことに小説が芸術と呼べるか否かはそれ自身問題であるが,一応芸術の一種とする.そうすると芸術に必須な手続としての模倣の問題を避けて通ることはできない.芸術において作品の価値は手続はどうあれ作品の完成度によって測られるべきである.にも拘らず,この国では誰が誰の真似をした流のゴシップの水準で批評がなされ,その結果として文学が衰えることは不問に付された観があるのは遺憾の極みである.この本は芸術全般,或は世界文学全般への視野を全く欠いたまま従来のゴシップ評論を単純化はしたけれど繰り返した結果,私は日本特有のうすら寒い侘しさを感じる.例えば私の好きな倉橋由美子の '暗い旅' が,二人称をフランスの作家の模倣として日本語で試みたものだとしても,'暗い旅' の持つ個性的な価値に何の影響があるのか,私には判らない.模倣を糾弾するの余り文学が衰弱したのは文学史上の事実である.著者にこの点の理解があるようには見られないのは残念と言うほかない.
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