ジソプのファンのために発売されたDVDですが、彼が「バリ」で大ブレークするより以前の2002年の映画で、しかも初めての映画出演ですから、主人公はパク・サンミョンなんですよね。特典映像のインタビューやメイキングを見ていても、ジソプがひたすらマジメに、少し緊張気味に、演技に取り組む彼の姿が見られます。(アゴのアタリの線が今より細い感じがします)
でも、この映画がとっても不思議な感じがするのは、パク・サンミョンだけ見ていると完全にコメディー映画ですが、なぜかジソプのシーンはワイヤーを使ったアクションシーンにしても、何気ないカットもミュージックビデオ的な雰囲気で、ジソプワールドが存在しています。2人が同じ画面にいても異次元の空間に思えてしまうのです。これって、パク・サンミョンの演技力に負けないだけの存在感がジソプにはあるってことですよね。
パク・サンミョン演じる、家族を愛してるのに小バカにされてしまうような、サエナイ親父も、ジソプ演じる昼はプログラマー・夜は泥棒って青年もなんだか根本の部分は、「一生懸命になってしまう子供っぽさ」が共通するので、憎めない存在で、しかもちょっと笑える結末になっていくんですね。
あと、この2人をつなぐ役目を果たす味覚障害の美人妻役のソン・ソンミが、日本映画でいうと鈴木京香のようなイメージで、美人なのにどこか「ほのぼの」とした感じで、意外とこの映画のスパイスなのかもしれません。