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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
静かに迫る不安と恐慌,
レビュー対象商品: 盗まれた街 (ハヤカワ文庫 SF 333) (文庫)
あの「ゲイルズバーグの春を愛す」を書いたジャック・フィニーの侵略モノの古典的作品。 何度か映画化もされているけど、本作を読むのが一番面白いと思う… ある日突然、家族が家族にどうしても思えなくなる… 夫が妻を、子供が親を、「本物ではない!」と訴える。 集団ヒステリーなのか?それとも何かの精神病なのか?それとも…!? やがて向き合うことになる驚愕の真実とは!? 友人からの真夜中の電話で赴いた先で見たのは、 一体の奇妙な死体だった… 街がそっくりいつの間にか乗っ取られていく… 恐らく後になって幾つもの作品(日本のウルトラセブンも含めて)が、 別の形で映像化していったであろうシチュエーション。 気付いてしまった者たちは、 自分たちも消えていくことを恐れ 逃げる… 静かに迫る不安と恐慌をきたしそうな精神状態… なかなか読み応えのある作品です。 とにかく、映画よりも小説で読むことをお奨めします。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
私にとってのSFの古典はこれです,
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レビュー対象商品: 盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2) (文庫)
私の中でSFの古典はこの作品です。古くても原点だからとか、後の世代への影響力から必読だとかいうことではなく、SFというジャンルの楽しさを今なおきちんと教えてくれるという意味で。単純に侵略テーマという子供のころのTVヒーローの延長上にあるSF。しかも文章はフィニイらしくさりげない細部の描写が見事で飽きさせません。 読み終わって改めて手に取ったとき、以外と薄かったのだと驚くのは、それだけ読み応えがあるからだと思います。 非日常へのワクワク感、侵略に対する不安感、他者に対する漠然とした距離感、社会への小さな違和感などが私たちにとって過去のものになることがない以上、この作品の過去のものになってしまうことはないでしょう。 フィニイの一般的なイメージとしてはもう少しファンタジックな郷愁を誘うものだと思いますが、そちらが肌に合わない方も、愛してやまない方も「侵略ものSF」にアレルギーを感じなければぜひ読んでいただきたい作品です。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
50年以上前の名作,
By メンタルヘルス課長 (東京都練馬区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2) (文庫)
1979年の二回目の映画化作品を見ていて、懐かしさのあまり購入。最近公開された「インベージョン」が4回目の映画化となるそうだが、TVや小説等のSFモノなどで何度も使われてきた「すりかわり」ネタの原点となる作品。これを読んだ後、1979年の「SF/ボディスナッチャー」(都市伝説である人面犬が初めて出てきたと言われる映画)を視聴するとより深く楽しめると思う。ちなみにこの作品、実はポリティカルな側面もあって、当時のアメリカにおける「共産化」への恐れを書いているらしい。
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