いま日経の「私の履歴書」で益川敏英さんが連載中ですが、それが面白いので買いました。
芥川龍之介のほとんどの作品を読んでいたり、クラシック音楽や映画や歴史が好きだったりと、物理学者としての顔とは別の一面も描かれていて興味深いです。
そして最後には平和の尊さを訴えています。
さまざまな内容を一冊の本にまとめているので、やや雑多な印象があるのは否めませんが、書名にもある「のりしろ」というのが一つのキーワードにはなっているようです。
のりしろとは一見無駄と思えるような自由な時間のことで、そういう時間があるからこそ、ユニークな考えが生まれるのだ、というようなことが書かれています。
ノーベル賞受賞の際のテレビでのユニークさそのままに、暖かくちょっととぼけたようなユーモアが行間ににじみ出ています。
益川さんのお人柄のファンである方にはお勧めです。