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皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能
 
 

皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能 [単行本(ソフトカバー)]

山口 創
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

最新の皮膚科学研究が明らかにした皮膚の知られざる神秘の機能。その結論が導き出したのは,皮膚が「露出した脳」として,心にきわめて大きな影響を与えているという結論だった。 『子どもの「肌」は脳である』などの著書をもつ気鋭の学者が書きおろす,読みやすさ抜群の衝撃の書。

内容(「BOOK」データベースより)

音を聴き、光を捉え、気配を感じる。五感は皮膚からはじまった!現代の病理は、子ども時代の「ふれあい」にあった。最新の皮膚科学研究が導きだした、驚異の機能。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 210ページ
  • 出版社: 東京書籍 (2010/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4487804043
  • ISBN-13: 978-4487804047
  • 発売日: 2010/5/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 31,958位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
著者の専門は臨床心理学・身体心理学。
皮膚が単なるバリアでないことをいろいろな研究結果から説いて行く。まず免疫の最前線として働き、体内の恒常性の維持に重要な働きをしている。

また、皮膚は音楽や自然界の音の中の超音波成分を知覚することができ、快適性と神経活動活性化を生じさせ、一方不快な低周波も皮膚が知覚し、自然災害などから身を守ることに役立っているという。

皮膚を「なでる」ことで、脳にオキシトシンが分泌され、子供の成長を促し、リラックスさせ、愛情を深め、穏やかにし、頭を良くする効果がある。
「さする」ことには痛みや不安感を鎮める効果があり、スウェーデンのリハビリテーションプログラムに取り入れている所もある。

日本にはもともと、皮膚や皮膚感覚を大切にする文化が育まれていたが、境界を明確に分ける西洋文明の考え方の浸透により、皮膚の内側から感じる要素が消え、ただ外側から見られるものとなってしまった。
皮膚に様々な病状が映し出されると同時に、人々は解決手段として皮膚に加工を加えて行く。
しかし、皮膚の加工に頼らないコミュニケーションが今求められている。

幼少期から子供に積極的にふれあい、皮膚への刺激を絶やさないことが、社会の中で自己の感覚を保持して自尊心をもって生きることにつながるにちがいない、と著者は主張している。
皮膚から心と身体、社会との関わりを考えて行く刺激的な本だ。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
考える皮膚 2010/7/12
形式:単行本(ソフトカバー)
皮膚というと、ふつう私たちはそれが何かを「感じる」部位だととらえている。
そして皮膚が感じた刺激を、脳という中枢が「判断する」のだと考える。

ところが、皮膚はそれ自体が「考える」器官である。
というのも、系統発生的には「脳」は皮膚が進化したものだからだ。

たとえば、クラゲのような二胚葉の生物(刺胞生物)は神経系が体の表面に散在している。
そのため、「刺激→反応」というプロセス(例:体の表面に小魚などが触れると、触手を伸ばして取り込む)はそのまま体の表面で起こる。

それが三胚葉の生物になると、体の表面に散在していた神経系が体の中に入り込んで中枢神経系となり、その結果「脳」が生まれた。
たとえるなら、それまで全て現場で行っていたものが現場と司令部に分かれたようなものである。
いわば機能の分業が起こったわけだ。

ということは、「皮膚」には機能が未分化だった時代の性質も遺されていると考えられる。
実際、皮膚は光や音も感じるたりできるらしい。これは普通「目」や「耳」が担っている機能である。
しかも、耳が聞くことのできない非可聴域の音も、肌は感じ取ることができるという。

そればかりではない。本書の著者は、我々人間は肌と肌をふれ合わせることで「心を通わせる」ことさえできる主張する。
両親からたくさん触れられて育った子供は、そうでない子供よりも穏やかな性格に育つというデータも出ているそうだ。

「肌で感じる」という言い方は、ともするとある種の比喩、言葉の綾にすぎないと考えられがちである。
しかし、私たちは文字通り「肌で感じている」のだということを、本書は教えてくれる。

おそらく、心は脳だけでなく皮膚にも宿っている(表面に宿る、という言い方は奇妙だが)と考えるべきなのだろう。
「脳だけ生身であとは機械の体」のようなSF的人間観には、再考が必要かもしれない。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
音(振動)をキャッチするなど、皮膚の意外な機能や可能性が示されていて、
皮膚を見直しました。非常に興味深く読めました。

後半部分は、やや心理学的な側面が強くなり、若干だれた感じを受けました。
前半だけでも読む価値ありです。
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