ほとんどベールに隠されて、宮内庁からのおこぼれ情報しかもらえない中で、
このような貴重な本が出版されたのは大変なことだと思う。
初めて聞く話が多く、当時の、そして多分今でもだが、医師たちの苦労が
伝わってくる。美智子皇后のプライベートな話などをあえて掲載しなかった
著者の態度も見事だと思う。売れるということを考えれば、当然入れたくなる
のは人情である。そこを割り切って書いている。
礼宮(現秋篠宮)の出産の時には麻酔を使っていたとは驚いた。
やはり、浩宮(現皇太子)の出産のときの苦心談がすごい。同じ歳の私は
当時の医学的状況を調べれば、ものすごい最新医学で対応したと思う。
それだけ、皇室と日嗣の皇子というのは重い存在なのだろう。
それにしても宮内庁の「おもて」と「おく」の関係はどうにもならない
ものだろうか?彼らの保身が皇室に対してどのような結果をもたらしているか?
暗鬱な気持ちになる。