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皇后の肖像―昭憲皇太后の表象と女性の国民化
 
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皇后の肖像―昭憲皇太后の表象と女性の国民化 [単行本]

若桑 みどり
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,990 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

洋装をして儒教道徳を体現した人。明治政府は近代国家建設のために、天皇のみならず皇后という表象のもつ力を最大限に利用した。和装の皇后から洋装の皇后へ、そして再び和装の皇后へと変貌する皇后像の役割とその意味を、世界史のなかで読み解く。

内容(「MARC」データベースより)

明治政府は近代国家建設のために、天皇のみならず皇后という表象のもつ力を最大限に利用した。和装から洋装へ、再び和装へと変貌する皇后像の役割とその意味を、世界史のなかで考察する。

登録情報

  • 単行本: 462ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2001/12)
  • ISBN-10: 4480873309
  • ISBN-13: 978-4480873309
  • 発売日: 2001/12
  • 商品の寸法: 21.2 x 15 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
明治政府の富国強兵を目的とした「良妻賢母」宣伝広報にうまいぐあいに使われた明治天皇の奥方、昭憲皇后を中心に、いかに東西古今の女著名人が男世界の都合のいいように使われてきたか、という研究考察の460頁。

や、徹底的
>(殖産興業/富国強兵のための)国民そのものの生産を保証するため多産の母を褒賞
 国家の女性の子宮は家長のものである以上に国家のもの、というより天皇のものになった
>家族を必要とするのは国家である
>良妻賢母という理想の女性像をかかげ...女性達の心性に刷り込んだのである。

で、明治も後半になるとあちこちで「女性の高等教育機関」ができるが、これらは女性の自立とか政治経済への参加を目的としたものではなく、あくまでも「良妻賢母」育成機関であった〜

「男に隷属しつつ子孫を賢く育てることに喜びを感じる」子宮養成学校だったのだ。

昭憲皇后についての何百頁なんだが、悲しいかなかの女性がいかなる人であったかは解らずじまい。著者が意図したかしないか、皇后の「意思」「性格」は隠されたまま、政府の「着せ替え人形」に終始したとまざまざと感じさせられる。

そして、2002年の若桑女史のあとがき
>私が明治の女性達の鬱屈した生涯に胸打たれながら書いた、
>この本のなかにある女性道徳や家族国家論が、目の前で妖怪のように復活している!
そうなんです、若桑先生、そうなんです!!!

さあ、みんなでこの本を読んで、明治の女性がいかに不幸だったかをわかり、そこへもどらないように、みなで力をあわせよう!
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By kiki
形式:単行本
 美術史家・若桑みどり氏による論考。皇室関係の書籍ではありません。
「皇后」とありますが、特に明治の皇后を例にとっています。そして、
多木浩二の「天皇の肖像」の研究に多くを負っていますが、それに勝るとも
おとらない充実した内容です。
 多木氏の「天皇の肖像」では、いかに明治天皇が「近代化」する日本の象徴として、
表象されたのか、具体的には軍服を着て(洋装し)、また肖像画においては堂々とした
体格の力強い男性性を打ち出したのか、などなどが書かれていました。
 それは極めて興味深い重要な論考なのですが、そこには「皇后」についての
考察は一切ありませんでした。若桑氏は、実は皇后の表象のされ方に、明治の
新しい「望ましい女性の在り方」を見ます。
 たとえば服装。明治初期に洋服を着ている人などほとんどいませんでした。
しかし、女性は豪華な洋装をした姿が「写真」におさめられ、それが民衆の目に入る。
それがいかに自分たちと異なる人なのかがありありと表現されたのです。
 また、皇后は養蚕の現場、また赤十字などの仕事を通じ、女性の在り方を繰り返し
アピールする、政治的にとても重要な存在だったのです。また一方で、常に天皇と
一緒にいる「家族」でありながら、必ずその下位に位置づけられ、その姿を
多くの人の前に現しました。こうした家父長制度の厳守を表すにも大きな役割を
はたしています。若桑氏はそれを丁寧に追いながら、その表象を読み解いていきます。
 とても興味深い本なので、一読をお勧めします。
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15 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
タイトルから皇室関係の内容かと
購入しましたが、服飾文化をメインとした
明治女性史の一考察内容です。
大変きちんと研究されたうえで上梓された
内容であると感じました。
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