はじめて今先生の作品にふれるかたへ。え〜、たぶん分かりづらいです。はい。最近、サラリと描く画風になってきているため(手抜きをしている訳ではない、と思う)、キャラクターの見分けがつきにくい。そして、倒置法のような手法をよく使うのと、物語に含みをもたせるスタイルなので、話を追いかけるのが大変です。でも、実はそれこそが今作品の醍醐味なのです。「小難しいわりには中身がないじゃないか」なんていうストーリーは一切、ありません。それぞれが濃密です。理解すればするほど病みつきになる今ワールドへようこそ。そして、従来の「百鬼〜」ファンのかたへ。あいも変わらず、面白いです。律の母さんの、青嵐に対する認識が、少し明らかにされます。そしてこの巻では、最後に律と青嵐の契約関係に、今後に大きな影響を与えるような決定的な変化が生じます。ともすればマンネリとも捉えられかねない安定した物語に、若干の揺さぶりをかける18巻です。