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22 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本当に怖いのは人間かも,
By 水蓮 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 百鬼夜行抄(15) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (コミック)
待ちに待った15巻。いつもながら美しい装丁にウットリです。(他の方が言われてる様に内容は多少難解ですが…) 人間の心の闇、それに付け込む悪霊や妖魔達を陰欝に描きつつ、コミカルな部分をうまく絡めていく手法はさすがです。 今回、興味深かったのは「緋い糸」と「鬼の面」。 この二話の主人公は、周囲が災難に見舞われても自分だけは災いを回避する強運や能力があります。 でも話の内容・主人公の性格や生い立ちは対照的。 一つの話に恐怖もあれば救いもある。今市子さんはストーリーテラーだなぁと改めて思う。 今回、律の友人・近藤君の出番多し。 近藤君は鈍感だけど優しいイイ奴。妖怪からも好かれ、からかわれてます(笑) 律にとって、おそらく彼は初めての普通の友達なのでは? 律と開さんの凸凹霊能者コンビぶりもなかなか面白いかもしれません(笑)
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人の業をあっさりと語る、不思議な名作,
By どばしくん (Japan) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 百鬼夜行抄(15) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (コミック)
このシリーズの大ファンだが、どこがいいかと言われるとなかなか説明が難しい。よくあるホラーではない。どこか、淡々と語り部の語る昔話のような味わい。人ならぬモノの純粋な愛らしさと残酷さ。人の持つ業の深さとそれを見つめる人と人ならぬモノの中間に存在するような飯嶋一族の淡々とした目。特に主人公、律のほかの人間なら耐えがたいと思えるような生き方があまりにも淡々とのんびりと表現されてるところだろうか?人間関係なんてものを諦めきっており、欲というものを持ち合わさず、他者からの理解など望みもせず・・・。「こういう人間はみんなひとりなんです」とにっこり笑って、仲間を求める女性を突き放すところなど、なんともいえない凄みのある言葉なのに、実にあっさり語られる。 孤独の意味を知ってる人間の視点だと思う。自分が人とは違うものを見るとき、人にあわすのでも、人を無理矢理ひきずりこむのでもなく、ただ、淡々とその事実に向き合うこと。 かつて我が家は霊感体質の一家であり、たとえ部屋の真中にでかい狐が座っていても、誰も何も言おうとしなかった。父親の「騒がしいと思ったら、道ができたか」というぼそりとした一言にわずかにうなづくのみであった。私はもう、よほどのことがないと、見えなくなったし、人ならぬモノより人の方がよほど怖いと知ってしまった。ある意味、懐かしい匂いのする作品だ。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ちょっと怖い話もあり,
By アカネ (大田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 百鬼夜行抄(15) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (コミック)
このシリーズは大体身近にいる霊や妖魔って感じで、そんなに怖くないんですよね。 けっこう最後ココロ温まる話が多かったり。 この15巻には1作、 私的にはとても怖い話がありました((((;゚д゚)))ガクガクブルブル 般若の面の話です。 しかも、キーになるオンナの子で悪気はないけど 周りを振り回す天然ちゃんがでてくるんですが、 私もそんな天然ちゃんに振り回され、 よくムカついています。 そんなココロの闇を見透かされたような話で心理的にも怖かったです。 この話があって怖くて読み返すことがあまりできないので (夜など) なかなか15巻は読み返すことのできない巻になってしまいました。
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