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また、この本が妖怪ブームに乗じて売れる説話の翻訳と一線を画すものになっているのは、説話文学が専門の著者が自身の分野で培ってきたもので一つの土台をつくり、この土台が腰の強いしっかりしたものであるからこそ可能なのだが、定説に疑問を投げかける形で百鬼夜行を解き明かしている。積み重ねたものが新しい論を生み努力というとありきたりだが、ストイックで生産的なこの本を生みだした平安の闇に思いをはせ、また闇を生み出した人間の心は生産的なのか・・・なんて蛍光灯とパソコンの光を浴びながら考えました。
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