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「戒飭《かいちょく》」(過ちを犯さぬよう戒める)、「加餐」(栄養をとって体を大切にする)、「三十年の一狐裘《いっこきゅう》」「豚肩《とんけん》は豆を掩《おお》わず」(いずれも、非常に倹約すること)など、見慣れぬ言い回しが出てきて、辞書を引かされた。
表記の上では、冒頭の「琥珀《こはく》」で「萬」を使っているのが目をひいた。
新潮文庫編集部による「表記について」には、「旧字体で書かれているものは、原則として新字体に改める」とあるのだが。
「萬」と「万」!は本来別の字で、「万」は《ぼく》と読むべき字であったので著者が厳密に区別していたものだろうか。
ほかに、「一一」「我我」「沸沸」というように、「々」を使わない表記をしているのも理由があってのことなのだろう。
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