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百鬼園随筆 (新潮文庫)
 
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百鬼園随筆 (新潮文庫) [文庫]

内田 百けん
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

漱石門下の異才・内田百〓の代表的著作のひとつに数えられるこの随筆集は、昭和8年に上梓されるや大いに評判を呼び、昭和初期の随筆ブームの先駆けとなった。漱石の思い出から自らの借金話まで、軽妙洒脱、かつ飄逸な味わいを持つ独特の名文で綴られた作品群は、まさに香り高い美酒の滋味妙味たっぷり。洛陽の紙価を高めた古典的名著が、読みやすい新字新かな遣いで新潮文庫に登場。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内田 百〓
1889‐1971。本名・内田栄造。別号・百鬼園。岡山市に酒造家の一人息子として生れる。旧制六高を経て、東京大学独文科に入学。漱石門下の一員となり芥川龍之介、鈴木三重吉、小宮豊隆、森田草平らと親交を結ぶ。東大卒業後は陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学のドイツ語教授を歴任。1934(昭和9)年、法大を辞職して文筆家の生活に入った。初期の小説には『冥途』『旅順入城式』などの秀作があり、『百鬼園随筆』で独自の文学的世界を確立。俳諧的な風刺とユーモアの中に、人生の深遠をのぞかせる独特の作風を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 362ページ
  • 出版社: 新潮社 (2002/04)
  • ISBN-10: 4101356319
  • ISBN-13: 978-4101356310
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
正直 2003/1/29
By taema
形式:文庫
小難しい説教本かと思いきや、ユーモアたっぷりの日常生活のなかから作者の正直な声が聞けて大変面白い。借金を払わなければならないので給料日は嫌いだとか、顔は他人のためにあるので見苦しくてはいけないとか、大人になるといえないようなことが書いてあって小気味よい。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 文章の密度が高く、実際の字数以上の字数があるように感じさせる。
 決して難解なのではない。いずれもユーモアのこもった軽妙なものなのだ。しかし濃密である。
 難しい言葉を使うところもある。

 「戒飭《かいちょく》」(過ちを犯さぬよう戒める)、「加餐」(栄養をとって体を大切にする)、「三十年の一狐裘《いっこきゅう》」「豚肩《とんけん》は豆を掩《おお》わず」(いずれも、非常に倹約すること)など、見慣れぬ言い回しが出てきて、辞書を引かされた。
 表記の上では、冒頭の「琥珀《こはく》」で「萬」を使っているのが目をひいた。

 新潮文庫編集部による「表記について」には、「旧字体で書かれているものは、原則として新字体に改める」とあるのだが。
 「萬」と「万」!は本来別の字で、「万」は《ぼく》と読むべき字であったので著者が厳密に区別していたものだろうか。

 ほかに、「一一」「我我」「沸沸」というように、「々」を使わない表記をしているのも理由があってのことなのだろう。

このレビューは参考になりましたか?
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「間抜けは単なる観念でもなく、空想でもない。現在目のあたりに実在するんだね。どうも驚いた」
(『間抜けの実在に関する文献』より)

カバー絵は、かの芥川龍之介の筆によるものである。
鼻毛がぐるぐる巻いている、シュールでユニークな百けん先生の似顔絵は、まさにこの本の中身を絶妙に表現している。

お気に入りは、「蜻蛉玉」(日本銀行に押し入ろうとする空想の理由がばかばかしすぎてすごい)、「間抜けの実在に関する文献」(世界がすべてたぬきに見えてくる)。

大真面目な顔をして、難しい言葉を使い、ひねくれたことやものすごく馬鹿なことを言う。
だだをこねる子どもが、知恵という武器をそなえて大きくなってしまったような、そんな雰囲気とおかしさは、たまらなく癖になる。

ああ、エッセイとはこういうものをいうのだと、しみじみ感心させられた本。
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あくまでも真顔の
内田百間(←ケンの字違い)がついに新潮文庫で出たとき、嬉しいようで、しかしこうなるとどこの本屋にも置かれるだろうという、一種わがままな寂しさを覚えた。(それほど好... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 非情階段
しっかりとした面白さが良い
カバー裏の顔写真を拝見すると、非常に頑固で気難しいおじさんに見えるのだが、... 続きを読む
投稿日: 2010/2/26 投稿者: Ksuke
滋味豊かなユーモアを湛え、間然する所がない名文
著者の文名を一躍高めたと言われる随筆集。一読、驚いた。昭和8年と言う軍靴響く世情の中、これ程飄々とした随筆が書けるものだろうか。自由気儘に書いているようだが、同じ... 続きを読む
投稿日: 2009/9/30 投稿者: 紫陽花
冥途・旅順入場式
幻想味あふれる短編集です。

なかでもすごいのが『件』。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/15 投稿者: ローズマリー
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投稿日: 2009/4/6 投稿者: 志村真幸
意外と難しかった
夏目漱石の弟子であった内田百'閨B
おもしろいと評判なので読んでみたが、意外と難しかった。幾つか笑える部分もあった。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/9 投稿者: ちまちゃん
「漱石門下では君と僕だけだね」
と、芥川に言わしめた百けん先生。

その随筆作品には、独特のユーモアがあり、洒脱で、一見飄々とした文体であるが、... 続きを読む
投稿日: 2007/10/12 投稿者: 忍者poetry
You never seen before !
エッセイというと、著名な小説家や思想家、批評家なんかが過去を振り返っていい気分になってる姿を造本して出版する物だとか、ただたんに飾らずに素直に物を言うだけの方法の... 続きを読む
投稿日: 2004/9/22 投稿者: ★くん
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