2巻のカバー裏からも思いしらされる、作者の(無駄に)膨大な知識によって繰り広げられるツンデレコメディも、半年振りの新刊となる今回でようやく三巻め。
もし、あなたがこの漫画に興味を持ちながらも買いあぐねているのであれば、この3巻が発売された今がその時だと私は思う。なぜなら、それは百舌谷さんや他の登場人物たちの心が今巻によって、夏の終わりと共にある種の決着をみせるからである。
「百舌谷さん逆上する」がどんな漫画かを3巻の内容箇条書きで表すと
百舌谷さんの生まれついての病気に対する葛藤にいつものように苦心し、
ネギ(キツネ)に急襲する悲劇に動揺し、
樺島君の強さに惚れぼれした後の巻中カラーでの意志表明に爆笑し、
百舌谷夫妻の過去に触れた百舌谷さんの姿に涙を流し、
夏の終わりと作者のおまけマンガにしんみりした後に、
カバー裏で今までのそんな心情をぶち壊しにされる。そんな漫画である。
ともあれ、1巻より続く百舌谷さんと樺島君の関係にもある種の進展を見せる3巻。
未読とあれば1巻からまとめて、既読者ならば帯にもある「ツンデレ×ドМ=感動の涙」が描かれる妙に膨らんだ夏休みにいち早く触れるべきであろう。
ちなみに私のオススメシーンは、巻中カラーでの樺島君の意思表明と、終盤でのメールでのやり取り。
前者の場面で感動するか、爆笑するかはあなた次第。私は爆笑だったけど。