第十弾です。
全十二章から構成されています。
今回は,シリーズで初の心霊写真が(一枚ですが)掲載されています。ただし,「恐くない心霊写真」というタイトル通り,「いかにも」的なものを期待してはいけません。
また,東日本大震災関連の話も収録されていますが,不思議な話が中心で,生々しい話は収録されていません。東北在住の平谷氏の心情を考えるとむべなるかなと思います。
おすすめは,第七章「釣りの話」です。特に,「3 ライズ」は,幻想的な光景がくり広げられています。釣り好きの平谷氏ならではの一章でしょう。
一年に一冊ずつ出版される本シリーズは,ちょうど10年をむかえてひと区切りがついた感じです。
今後は,従来通りのスタイルで続けるのか,それとも別の形にするのか,著者も思案しているようです。ただ,これだけ続いているということは,読者の支持を受けているという証拠なので,スタイルは変わっても続けて欲しいと思います。