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百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)
 
 

百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫) [文庫]

中田 永一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

〜せつない恋心が感動を呼ぶ永遠の名作、遂に文庫化!/凄い! このありふれた世界からいくらでも新鮮な物語を掘り出すね。−映画監督・岩井俊二/どれも若い世代の淡い恋愛感情の芽生えを描き、繊細ながらもユーモラスで、叙情的でありながらコミカル。ぎゅっと抱きしめたくなるような、愛おしい作品ばかりだ―ライター・瀧井朝世〜

「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。
「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった……!」 
恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。

内容(「BOOK」データベースより)

「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。

登録情報

  • 文庫: 280ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2010/8/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 439633608X
  • ISBN-13: 978-4396336080
  • 発売日: 2010/8/31
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By phys
形式:文庫
装丁が美しく、目について購入しました。
初めて読む作家さんですが、どうやら新人の方らしいです。
(みなさんのレビューからすると覆面作家?)
短編ごとの感想を。

『百瀬、こっちを向いて』
幼馴染の先輩に頼まれて、強気な女の子百瀬と恋人のフリをすること
になった主人公ノボル。「偽装恋人」から恋が始まります。二人の心
に芽生えていく感情。その移り変わりがたまらなく愛しいです。叙情
的で端正な語り口、ひらがな交じりの文体が穏やかな気持ちにさせて
くれる作品でした。

『なみうちぎわ』
海の事故で植物状態になった少女が、五年の歳月を経て目覚めた場面
から物語は始まります。回想から、少年の家庭教師をしていた彼女が
事故に至るまでの経緯が少しずつ明らかになり、見えてくる真実…。
伏線の引き方も上手ですし、ライトなミステリーという印象でした。
静かで、情景が浮かぶような描写力に脱帽しました。

『キャベツ畑に彼の声』
親戚から貰ったテープ起こしのアルバイトを通して、国語教師の覆面
作家としての顔を知ってしまった少女の物語。これは伏線の巧妙さに
唸りました。そして何よりキャベツ畑の描写。これが主人公の内面と
リンクして、少女の恋心を瑞々しく印象付けています。爽やかな結末
にも納得です。大変優れたストーリーテラーだと思います。

『小梅が通る』
タイトルから少し古風な印象を受けますが、実際の内容は少年少女の
真っ直ぐなラブストーリーです。この短編で最も特筆すべきは奇抜な
「設定」ではないでしょうか。ここで語ることは野暮なのでしません。
過去に親友と信じていた同級生から投げかけられた言葉。それに縛り
つけられた彼女がそれを乗り越えていく姿にほろりと涙が零れました。
コメディタッチの書き口も絶妙です。素晴らしい、の一言に尽きます。

全体として、非常に完成度の高い作品群だと思いました。新人という
よりは相当なレベルにある作家があえて平易な文章で書き切った作品
だと思います。無垢な恋の目覚めは、子供に読ませる絵本のようです。
大満足でした。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
後悔 2011/12/8
By CO 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:ハードカバー
もう後悔しかない。
この作品は派手ではなく、不幸でもない、どちらかと言えば地味で、なお且つ強いて言えば幸福な作品が詰まっています。

学生時代にこの本を読みたかった。
中田永一さんのようにありふれた日常の中に温かいエッセンスを見いだせなかった自分が悔しい。

この本を全篇読めば間違いなく、日常の見方が変わってくる。
その一瞬は一度しか訪れないことを、改めて痛感させられた一冊。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By demon
形式:ハードカバー
何年か前に、恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」の中の1作品
として、表題作の「百瀬、こっちを向いて。」を読みましたが、正直あまり
記憶に残っていませんでした。

今回の単行本化にあたり、表題作を改めてじっくりと読み返してみたの
ですが、じーんと心にしみる良い作品だと思いました。
作品の評価が高いのも頷けます。

表題作を含めて4作品の短編小説集(高校生の恋愛小説)となって
いますが、どの作品もそれぞれに味わい深く、私好みでした。
(人によって感じ方は違うと思いますが)

「なみうちぎわ」と「キャベツ畑に彼の声」は、静謐であり、印象的で、
物語の中にいることが心地いいです。

書下ろしの「小梅が通る」は、ちょっとコメディータッチで、痛快で
面白かったです。

久し振りに次回作も読んでみたいと思う小説家の登場に心から喜んで
います。
ぜひ多くの人に手に取って読んでもらいたい小説です。
このレビューは参考になりましたか?
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キレイなドラマを見てるみたい
面白かったです。
短編集だったので、一気読みしなくてもよかったのに。
ついついといった具合に読み進めてしまいました。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 黒崎清悟
とにかく手だれ
... 続きを読む
投稿日: 2009/10/24 投稿者: kirikiri
さわやかな恋愛小説
恋愛小説アンソロジー「I LOVE YOU」と「LOVE or... 続きを読む
投稿日: 2009/10/22 投稿者: PANPAPAN
学園ラブコメディー漫画のよう
恋愛小説というと、普段はあまり手を出さないことが多いのだけど、シンプルな装丁に惹かれて買ってみた。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/17 投稿者: ぽにょ。
表題作より、他の作品のほうがいい。
4つの短編が入っている。

朝日新聞の書籍広告で知り、
あらすじの内容に惹かれて読んだ。
期待しすぎたのか、... 続きを読む
投稿日: 2008/10/30
技巧的には職人的な巧さが光っている
主に中高生恋愛を中心に据えた短編集。
四作の内容だけを簡単にまとめてみると... 続きを読む
投稿日: 2008/8/29 投稿者: アジアの息吹
恋愛の難しさを切れ味鋭く描く傑作
恋愛というものは、とかく難しいものである。

どのくらい難しいかというと、世に言う成功者達ですら... 続きを読む
投稿日: 2008/8/20 投稿者: 柚木二郎
待ってました!中田永一、初の単行本☆
アンソロジー『I LOVE YOU』と『LOVE OR LIKE』で注目していた中田永一さんの初単行本。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/16 投稿者: 夢追い虫
限りなくピュアな作品。
表題作に涙。最後に収録されている「小梅が通る」にまた、涙。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/9 投稿者: 暁の光
さわやか、ではある
全編が中学生だったり高校生を主人公としていて、話の結構はよくできており、読後にほのかにさわやかさをもたらすけれど、展開が強引なところと中学生日記のような生真面目さ... 続きを読む
投稿日: 2008/6/2 投稿者: in-sight
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