まず、売れ行きのいいので目に付いた作品なのですが、作家さん自身は挿絵でよく知っていました。
結構、魅力的な絵を書くひとだなぁと思っていましたが、漫画家としてはあまり、量産系の作家さんではないのか、読んだことはありませんでした。今回が初めてです。でも、正確には2巻が出たばかりだったので、やはり1巻から読み始めました。
1巻では、ファンタジーに近い様相を呈しながらも、かなり激しい?描写もあったりで今ひとつつかみきれないものを感じました。また、旧日本、旧ドイツが入り混じり、また、時代もずいぶんと神がかった古式ゆかしいころのお話のようで、とにかくわかりにくいところが残念といえば、残念…。
とはいえ、若い師団長として軍を率いるタキと守り役の騎士で自国を捨てたクラウスとの切ない関係はすべての人に共通の萌え要素であり、また、旧ドイツ軍の軍服によく似た制服も間違いなく萌え要素でしょう。
2巻では、物語が戦場に移り、あまり激しいエッチもないせいか、ここに大きなポイントを置いている方には、不満なところでしょう。とはいえ、ジャンヌ・ダルクにように先頭にたって戦うタキ団長はりりしくて、まさに戦場の麗人といったところでしょうか。とりわけ、表紙絵のタキは美しく、思わず、絵柄だけ見て買ってしまう人もいるのではないのでしょうか。ちょっと、『東洋のマタハリ』の異名をとった川島芳子に似てたりして。ちょっと、古かったかしら?
まぁ、評価は分かれるところでしょうが、私の個人的な意見ではこれからの活躍が楽しみな作家さんであり、続編が待たれるところです。興味があれば、ご一読を!
さらに、巻末の登場人物がかわいらしいキャラクターで登場する「仁義なき肉球編」は必見です。