黒い髪をもち人の倍生きる種族「魔女」であるエヴァ。豊富な薬の知識をもつエヴァに第1王子の治療の依頼が。その報酬として第5王子であるルイスを貰い受ける。それから10年、エヴァに思いを寄せるようになったルイスは自分の気持ちを惜しげもなく伝えるのが日常となっていた。不吉だと忌み嫌われる「魔女」ゆえに愛する男性にも拒絶されたエヴァにとってそれは複雑なもので――
中世のヨーロッパのような世界のファンタジーで(といっても魔法とかはでてきませんが)花とゆめコミックらしい作品。読み切り掲載の後、続編が決定したため「魔女」の設定などに少し違和感があります。その所為か「魔女」という種族のことを生かしきれず、他のものと似た印象がぬぐえません。(この設定の甘さを連載にあたっての致命傷とせず、うまく生かせたらより面白くなりそうなのですが)
とはいえ華やかな絵にふとした人物表情の巧さ、丁寧な物語の運び。表紙買いしても損はしません。
一人の男性がきっかけで百年をいたずらに過ごしてしまったエヴァ。10年間そばにいてエヴァを支えてきたルイス。長い期間一人のことを思い続ける、一途な性格の二人は結ばれ共に前へ進んでいく。今後の展開が楽しみです。