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百年の誤読 海外文学編
 
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百年の誤読 海外文学編 [単行本]

岡野 宏文 , 豊崎 由美
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

チェーホフの『三人姉妹』、プルーストの『失われた時を求めて』、ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』などなど、20世紀に発表された世界の名作文学100タイトルを、希代の本読み2人が徹底分析し、その真価を問い直す!大胆不敵&痛快至極の文学対談エンターテインメント再び!「ダ・ヴィンチ」の人気連載を大幅に加筆し待望の書籍化!

内容(「BOOK」データベースより)

20世紀に発表された世界の名作文学100タイトルを希代の本読み2人が徹底分析し、その真価を問い直す!大胆不敵&痛快至極の文学対談エンターテインメント再び。

登録情報

  • 単行本: 410ページ
  • 出版社: アスペクト (2008/3/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4757214561
  • ISBN-13: 978-4757214569
  • 発売日: 2008/3/4
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 436,888位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cobo
形式:単行本
「百年の誤読」のコンビが送る、きちんと読んでの書評、というか2人の感想をそれぞれの立場から、好みから、恐れ多い、とか、毛嫌い(はちょっとあるかも知れないけれど)も無く、ざっくばらんに言い合う、それでいてそれぞれの本を手に取らせたくなるなるチカラを持つ(序文で豊崎さんもおっしゃってますが、いわゆる「あらすじ」で読んだ気になるな!という事です。ワタクシも特にこの点激しく同意致します!せめて、読んでから批評してもらいたいです、その上での誤読は許されてると思います)本です。つまり勝手に本の売り込みをされてる(もちろんより、自分の好みの本の時は熱くなって、より面白い!)販売促進会の人みたいです。が、本読みの人なら、自分の読んだ面白かった本は本読みに薦めたくなるものだと、私は思います。で、本読みのそのツボをちゃんと押してきます。

もちろん今回も面白いです。そしてちゃんと紹介されたテクストを読みたくなりますし、5つ星でそれぞれが評価しているのですが、たとえ点数が低くとも、何故なのか、あるいはこういう読み手さんにはオススメします、とかまさに痒いところに手が届く紹介の仕方だと思います。そして、このコンビがやはり素晴らしいのだとも思うのです。

読書は一人でするものですから、当然自分の解釈で良いのですが、同程度の、あるいは新たな読み方、読んでない本を紹介してくれる方を求めない読書家は少ないのではないか?と思うのです。そして、傾向は違っても、好みもちょっとずれていても、思い切って自分の嗜好を吐露できる相手を求めていると思うのです。それでいてちゃんと話しのできる相手を。岡野さんも豊崎さんもそれぞれを当たり前ですが、読み手のプロである事を尊重しつつ、ツッコミを入れられるところが(しかも馴れ合いにならない!)好きです。私もこの本にはヒトコト言いたい!!と思わずにはいられない話し合い、素敵です。

中でも自分でも読み、とても面白かった事を、キチンと言葉で纏めるのはお二人とも凄いです。あと、妙に豊崎さんのキライなもの(人、事など)と私の嫌いなもの(清○、長○、デイズィ、無批判性、など)が同じで。知ってましたけれど。だからと言って豊崎さんの評価と私の評価が被りまくるかと言うとそうでもないですし、不思議。また、岡野さんの見方がとても参考になりました、「調書」、「冬の夜ひとりの旅人が」、「アムステルダム」なんて、すごく読みたくさせます。

自分の読書感覚を言葉で表すとすれば、と考える為の仮想読書友達の会話に興味がある方にオススメ致します。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ryu
形式:単行本
 丸の内オアゾのMでは、「百年の孤独」(ガルシア・マルケス)が平積みされています。手にとって買おうか迷いました。読みたい本がまだ、たくさんあったので、今回はやめました。横浜のYに、雑誌を買いに立ち寄り、その際、外国文学の本棚を見ていると、孤独ならず誤読があるではないですか?まったく知らなかったので、手にとってさらっと見て、本棚に戻しましたが、一回りして、やはり、この本をもってレジに並んでいました。
 よくも、これだけの本を読んでいますね、という感じですが、二人のやり取りが面白くて、ついつい読んでしまいます。いいのは、それぞれが、いい本、お勧め本に★を(1から5)つけるということです。
 五つ星が最高で、二人とも五つ星の中から、読んでいくのもよいかもしれません。1900年〜2000年の外国文学が対象です。果たして、名作は面白いか。
 二人とも五つ星(★★★★★×2人)の中で読んでみたいものは、「伝奇集」(ボルヘス)、「アクロイド殺し」(クリスティー)、「燈台へ」(ウルフ)、「ガラスの動物園」(ウィリアム)、「うたかたの日々」(ボリス・ヴィアン)、「遠い声 遠い部屋」(カポーティ)、「ロリータ」(ナボコフ)、「時間割」(ビュトール)、「アメリカの、鱒釣り」(ブローティガン)、「百年の孤独」(マルケス)、「めくるめく世界」(アレナス)、「冬の夜ひとりの旅人が」(カルヴィーノ)、「ぼくが電話をかけてる場所」(カーヴァー)、「悪童日記」(クリストフ)、「日の名残り」(カズオ・イシグロ)。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
楽しむ読書 2008/5/9
形式:単行本
20世紀世界文学の「名作」を100冊、岡野宏文と豊崎由美がばっさり評価しなおす、という企画を単行本化したもの。二人とも、稀代の本読みであるが、市井の仕事人であって大学にいるような文学関係の方々とは無縁である。従い、アカデミックな仕方で作品を読む必要がなく、言葉も軽やかである。

たとえば、オーウェル『1984』について。

<豊崎 [・・・]こういう身勝手な男だから、ジュリアのことだって一人の人間としては愛しちゃいないんですよ。生身のダッチワイフですよ。そんな男ですよ、所詮。
岡野 (苦笑)
豊崎 思想統制はいい。けど、食欲、睡眠欲、性欲を満たさせないと、人間はキレるよ、そういう小説なんですね、きっと。
岡野 いや、そうじゃないって。>

と、めちゃくちゃです。『車輪の下』とか、『どん底』はもっとひどい。

賛否両論あるだろうが、こういう言葉で「名作」を語るというのはやはり新鮮である。小説から何を学ぶかというより、小説をどうやって楽しむかという態度が貫かれていて心地よい。だいたい、一般的に言って小学校の課題図書になるような本は教条的すぎてつまらない。「最近の小学生は本を読まなくなった」みたいに嘆く前に、もうちょっとおもしろい課題図書を考えた方がよい。ヴォネガット読ませたっていいじゃないか。

100冊のうち、25冊くらいしか読んでいないが、ぼくもだいたいは6-7割は同じような意見でした。
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