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百年の誤読
 
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百年の誤読 [単行本]

岡野 宏文 , 豊崎 由美
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

二十世紀の百年間に日本文学史上で話題になったベストセラー
を、希代の本読みふたりが大解剖!文学史的評価や世間の評判なんて歯牙にもか
けず、ダメなものはダメと断ずる痛快至極な文芸対談!! この辛口対談を読み終
わったらあなたの「ベストセラー」への考え方が変わるかも?!全ての本好き
に贈る、本好きによる「ベストセラー」への疑惑。必読です!!

◆与謝野晶子「みだれ髪」/夏目漱石「それから」/武者小路実篤「友情」/宮
沢賢治「銀河鉄道の夜」/吉川英治「宮本武蔵」/谷崎潤一郎「細雪」/三島由紀
夫「潮騒」/松本清張「砂の器」/リチャード・バック「かもめのジョナサン」/
穂積隆信「積木くずし」/俵万智「サラダ記念日」/村上春樹「ノルウェイの森」
/さくらももこ「もものかんづめ」/渡辺淳一「失楽園」/J・K・ローリング「ハ
リー・ポッターと賢者の石」/「金持ち父さん 貧乏父さん」/「チーズはどこに
消えた?」/「世界の中心で愛をさけぶ」etc...

内容(「BOOK」データベースより)

あの「ダ・ヴィンチ」の大人気連載を大幅加筆、遂に単行本化。二十世紀の百年間に日本文学史上で話題となったベストセラーを希代の本読みふたりが大解剖。文学的評価や世間の評判なんて歯牙にもかけず、ダメなものはダメと断ずる痛快至極な文芸対談。

登録情報

  • 単行本: 403ページ
  • 出版社: ぴあ (2004/10)
  • ISBN-10: 483560962X
  • ISBN-13: 978-4835609621
  • 発売日: 2004/10
  • 商品の寸法: 18.2 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 376,353位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モワノンプリュ VINE™ メンバー
形式:単行本
 「文学賞メッタ斬り!」がメチャクチャ面白かったんで、豊崎由美の名前に惹かれて読んだ。装丁も悪くない。で・・・・
 前半は読みながら、涙をにじませて笑った。周りに人がいるところで読むのがヤバイくらい笑わせてもらった。やはりこのツッコミ芸は、只者ではない。
 ただし、この100年の100冊をほぼ時代順に俎上に載せていくこの本で、1960年代を過ぎた辺りからツッコミの起爆力が落ちていく。最後の1/3くらいは、ハッキリ言って読み進める気力が失せるほど、ボルテージが下がっていたと思う。
 巻頭で著者片割れの岡野宏文が、「1960年のフォッサマグナ」について述べていて、この時期を境に「読書傾向が『だらしな派』へと切り替わ」ったという。この本で取り上げられる作品ラインナップも急激に水準低下していて、まあ対象がツマラナイとツッコミ芸が空転してしまうというか、ツマラナサが感染してしまうんですかね。作品が脆弱で、作品批判を支えきれないんですね。この時期以降の作品については、別の批評戦略をとるべきだったのかも知れない。まァ、私が思いつくのは社会学みたいなアプローチくらいなんで、それもあんまり面白そうじゃないかな。
 対象となる本を全部読んでるわけじゃないんで大きなことは言えませんが、ツッコミのスタンスには概ね共感。ただし、むしろ褒めてる部分で思わぬ弱点を露呈しているようにも思う。たとえば山本七平への手ばなしの礼賛は、ちょっといかがなものかと。山本の仕事の重要性は認めるにしても、「日本人とユダヤ人」のトンデモ性についてはそれなりに信用できる批判もありますから。
このレビューは参考になりましたか?
33 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
俗情の秋 2004/11/9
形式:単行本
本書の優れた点は少なくとも2つ。
1)「本というのは実はクダラナイものかもしれない」という前提に立って、それでも面白いものはないか、あったらめっけもん、くらいの気持ちで取り組んでいる。ああ面白い本を読みたい、という情熱は誰しも持っている。が、「せっかく読破したんだから面白かったことにしておこう」というケチな根性が読後感を捏造・糊塗してしまうことがままある。そうした俗情におもねるインチキ読後感が大量に流通した結果、なんじゃこりゃと言うミリオンセラーが生まれたりしてるんじゃないかな。本書は「いくら売れようと何と言われようとつまらんものはつまらん」と主張して譲らない。読んだ者だけが言える言葉です。
2)つまらない本を我慢して読破し(おそらく取り上げた100冊+のうち半分くらいはつまらない)豊富なサンプルで語った結果、「つまらない本はなぜつまらないのか」を浮き彫りにしている。これは逆に見れば「私たちはなぜ面白いと感じるのか」「時代を超えて面白い本と、その時代に読まないと全然面白くない本の違いは何か」といった考察へと拡がる。

冒頭で触れられていますが、1960年にベストセラーは量的・質的に大変化した、と。わたし的に解釈すると、良くも悪くも文壇という閉じた場所で作られていた本が、大量販売・大量宣伝のビッグビジネスになった。本は作品から商品へと変化し、お客さんは少数の目利き読者から圧倒的多数の素人さんになった…。その結果、類型的・ご都合主義・剽窃のベストセラーが横行する今日につながるわけです。

個人的な好き嫌いを基準に論じた書評ではありません。「驚きのある本」「新しい創造のある本」に限りない敬意を払っていると私は感じた。私も著者たちの読み方に全面的に同意するわけではないし、脚注なんてチャラチャラしてて大嫌いですが、それでも本書は面白い。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
買いです。 2010/7/28
形式:単行本
お二人の舌鋒のあまりの鋭さに辟易しているレビューも散見しますが、大昔に読んで読んだことすら忘れている本も多いので、そういった記憶の暗闇に光を当ててくれるという意味においては、十分楽しむことができました。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
まあ面白い部類ではないか?
... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: ghostfinder
つっこみ芸達者
雑誌「ダ・ヴィンチ」2002年9月号〜04年4月号連載に加筆訂正した作品... 続きを読む
投稿日: 2010/5/10 投稿者: モトカ
企画はすばらしいが
文学賞メッタ斬りは大森氏のすごさでなんとかなっていたが、この岡野って人は豊崎氏に輪をかけて?なのでしようもないものになってしまっている。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/27 投稿者: Sound of Silence
内容に相応しくないタイトルと装丁
こういうお喋りのような対談は、好きな人は好きだろうが、私にはあまり楽しめなかった。新たに得るものも特にないと感じた。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/2 投稿者: Galois
貶している作品まで読んでみたいと思わせる程の芸があれば凄いのだが・・・
文芸批評とか書評を生業としている人の中でも、トヨザキ社長はキャラの立った人だ。芸人と言ってもいい。もちろん芸人と言うのは褒め言葉だ。人の書いたものを“評”すると言... 続きを読む
投稿日: 2008/5/5 投稿者: TaroTaro
爺婆の駄弁りに耳を貸す必要なし
最近分かってきたんですが、この豊崎さんって方、まぁ岡野さんって人もそうですが、妙に若ぶってるところがあるんじゃないですかね。初めは舞城王太郎、彼が執筆スピードが落... 続きを読む
投稿日: 2006/8/21 投稿者: 耶律楚材
三度読む価値は無し
一度目は「こりゃ痛快だ!」と笑い転げながら読んだ。二度目は「論理が無茶苦茶じゃん」「前のページで言ってた事と違うぞ」「今時こんな言葉誰が使うの」とツッコミながら読... 続きを読む
投稿日: 2005/11/11 投稿者: タカニシ
3度読む価値は無し
一度目は「こりゃ痛快だ!」と笑い転げながら読んだ。二度目は「論理が無茶苦茶じゃん」「前のページで言ってることと矛盾してるぞ」「今時こんな言葉誰が使うんだ?」とツッ... 続きを読む
投稿日: 2005/11/11 投稿者: タカニシ
「泣かせる」本
口語体(俗語満載)の書評対談が索引と参考文献付で1冊の単行本になった。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/5 投稿者: 人形美々寿
好みがあうかどーか
書評に限らず、エッセイとかルポとかは語り手の、まあ品性だったりセンスだったり文体だったりと、読者の好みが合うかどーかというのが、楽しめるための前提だったりする。<... 続きを読む
投稿日: 2005/9/1 投稿者: ずみとし
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