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百年の孤独
 
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百年の孤独 [単行本]

G. ガルシア=マルケス , Gabriel Garc´ia M´arques , 鼓 直
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百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967)) 百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967)) 5つ星のうち 4.5 (84)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

愛の欠如のなかに生きる孤独な人間の生と死、相つぐ奇想天外な事件、奇態な人々の神話的物語世界―マコンド村の創設から百年、はじめて愛によって生を授かった者が出現したとき、メルキアデスの羊皮紙の謎が解読され、ブエンディア一族の波瀾に満ちた歴史が終る。世界的ベストセラーとなった傑作長篇の改訳。ノーベル文学賞受賞。

内容(「MARC」データベースより)

マコンド村の創設から100年、はじめて愛によって生を授かった者が出現したとき、メルキアデスの羊皮紙の謎が解読され、ブエンディア一族の波瀾に満ちた歴史が終わる…。1972年刊の改訳、新装版。

登録情報

  • 単行本: 445ページ
  • 出版社: 新潮社 (1999/08)
  • ISBN-10: 4105090089
  • ISBN-13: 978-4105090081
  • 発売日: 1999/08
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (84件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 20,348位 (本のベストセラーを見る)
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30 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 要約不能な不思議な魅力, 2008/8/4
レビュー対象商品: 百年の孤独 (単行本)
 この本の冒頭には、親切なことに家系図が収められている。なければたぶん自分で作っただろう。新潮社は読者の楽しみを一つ奪っている。何度この図を見ただろうか。それほど、この物語は込み入っている。
 南米大陸のどこかにマコンドという町が作られた。中心となって建設したのはブエンディア家であり、物語は彼らの前後左右に展開していく。
 登場人物は限りなく多く、しかも名前が似ている。5世代半の物語がわずか400ページあまりに収まっているのは、池澤夏樹が『ブッキッシュな世界像』でいうように「マルケスがいわゆる心理描写をほとんどぜず、大量の具体的な事実だけを腕力にものを言わせて積み上げ」ているからである。その大量の具体的な事実とは、アウレリャノ大佐が魚の金細工に夢中になったとか、ホセ・アルカディオ・ブエンディアが栗の木につながれたとか、ほとんど因果関係のない挿話群である。マコンドという場所とブエンディア一族であるということだけが共通点である大量の脈略のないものなのである。
 だから要約しようとしても要約できない。マコンドの街の栄枯盛衰ということはできるが、そこで何があったのかを語るには、大量の事実すべてを語らなければならない。ただ、その面白さは徹夜で一気に200ページ読むというようなものではなく、20ページ読んでは咀嚼・反芻・ゲップして、4,5日後にまた15ページ読むというようなものである。
 要約不能で時間のかかる面白い読み物である。
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92 人中、88人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間の歴史の縮図, 2008/10/11
By 
南コータロー (横浜市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
南米の架空の町、マコンドの草創、隆盛、衰退そして滅亡するまでの百年を
町を開拓したブエンディア家を中心に描いた傑作。
チョコレートを飲んで空中浮遊する神父、四年以上も降り続く雨、異常に繁殖する家畜など
非現実的なエピソードと超人的な登場人物たちによって綴られる不思議な神話の様な物語に
自然と引き込まれてしまう。
この百年あまりの物語に誰もが圧倒されてしまうのは、
そこに人間の歴史の全てが凝縮されていると感じるからではないだろうか?
私が本書を読みながら気になったのは、「ノストラダムス」という名前が何度か出てくるところ。
そのノストラダムスの秘法を心得たメルキアデスによって羊皮紙に記された
予言通りにマコンドは滅亡へと向かっていく。
我々の現実世界では、世紀末を乗り越えた現在、
ノストラダムスの予言を信じているものはあまりいないと思うが、
本書が書かれた60〜70年代頃は結構真剣に論じられていた事を思い出させてくれる。

もし出版社に良心があるのなら、いい加減本書を文庫化して
この傑作をもっと多くの人が読めるようにしてあげるべきだと思うのだが・・・
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168 人中、152人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 世界文学史に残る傑作です。, 2007/1/26
 脱私小説という問題をいつまでも引き続けている日本文学とは対照的に、南米ではこんな物語が生みだされてるのです。あるひとつの村の一家の百年の興亡史ですが、骨太の物語なのに読みやすいのです。この読みやすさは異常だと思われますが、ガルシア・マルケスはおそらく読者の読むスピードを底上げさせるように文章を書いているんでしょう。それは物語の特性を考えてのことだと思います。

 保坂和志は、百年の孤独ほど「小説というのは読んでいるその瞬間にしかその実体がない」ことをわからせてくれる小説はない、と言っています(ただし、家系図なしなら)。カフカの長編小説でもそうですが、怒涛のようなエピソードが壊れたピッチングマシーンから放たれるボールのようにぼんぼん投げこまれてきます。私たちはそれを読み、楽しみ、そして次の瞬間には忘れます。私たちは次のボールをキャッチしなくてはいけないからです。私はこの「忘れる」ということが、この小説のいちばん大事なところではないのかと思います。

 この小説では、とにかく何もかもを忘れていきます。登場人物の名前がほとんど同じですので、誰が誰だか忘れます。誰がどんなことをして、そして死んでいったか、忘れます。私は読み終わったばかりなのですが、もう何が起こったのか忘れています。彼ら一族は小説のなかの世界でも、そして私たちからも忘れられます。

 そして、私はその忘れられる過程(一族が滅びていく過程)にこそ、ガルシア・マルケスがテーマとした愛が見え隠れしているようにしか思えないのです…。
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