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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
単なる寺院案内ではない,
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レビュー対象商品: 百寺巡礼 第二巻北陸 (五木寛之 百寺巡礼) (単行本)
五木氏が、寺の案内をする観光案内の本ではない。五木氏の歴史や人生経験を通した寺院参拝とその裏に秘められた小説家の眼で観察した本である。一編毎の文章が、一編の小説に値する様に感じられる本である。寺回り等古くさいと感じられている若者に是非とも呼んでもらいたい本である。観光案内書としては、別冊のガイド版が出ているので、併せてみれば、より一層寺回りをしたくなるであろう。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
さまざまな宗派が出会う場所,
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レビュー対象商品: 百寺巡礼 第二巻北陸 (五木寛之 百寺巡礼) (単行本)
北陸の巻だけではないのですが、ここには著者のロマンというか幻想が全開です。それはこの世の中に存在し得ないもの(ユートピア)を歴史という過去の中に求めそこに己の精神の安定と発露を求める思考回路です。北陸という土地に過去の関わりを持つ著者の思い入れは特に強いようです。その思い入れの中で、いくつもの寺の来歴がたどられます。どの寺も訪れたことはありませんが、ぜひ一度出かけてみたいものです。とはいっても、北陸の気候は本当に厳しそうですね。
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5つ星のうち 5.0
待ち望んだ文庫化です。,
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レビュー対象商品: 百寺巡礼 第二巻 北陸 (講談社文庫) (文庫)
文庫化され手に取りやすくなった思いがします。古刹という言葉があるように、お寺は概して古い建物です。そのお寺には本尊があり、山川草木のように大勢の人間の行いをじっと凝視してきました。ある時は火を放たれ焼け落ちることもあったし、人間に救い出されたこともあったようです。北陸は、浄土真宗の盛んな土地柄です。真宗王国として自治が営まれた時代もあったそうです。信長に挑んだ一向宗は、その戦いの中で二派に別れてしまいました。人は別れても寺院はただ黙ったまま、じっと人の姿を見続けてきたでしょう。五木寛之さんの百寺巡礼は、紀行文としてもとても風情があります。寺院の辿ってきた道のりとそこで暮らす人々の係わりが日本的な宗教観を想起させてくれます。日本海を臨む北陸の地の文化と歴史を思い描くと共に私達日本人の辿ってきたおかしくもあり、ものがなしくもある歴史に浸る思いです。
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