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百姓たちの江戸時代 (ちくまプリマー新書)
 
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百姓たちの江戸時代 (ちくまプリマー新書) [新書]

渡辺 尚志
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

江戸時代の人口の八割は百姓身分の人々だった。私たちの先祖である彼らは、何を思い、どのように暮らしたのだろうか?何を食べ、何を着て、どのように働き、どのように学び、遊んだのか?無数の無名の人々の営みに光をあて、今を生きる私たちの生活を見つめなおす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

渡辺 尚志
1957年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。国文学研究資料館助手を経て、一橋大学大学院社会学研究科教授。今日の日本の基礎を築いた江戸時代の百姓の営みに、常に寄り添いながら研究を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 175ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/06)
  • ISBN-10: 4480688102
  • ISBN-13: 978-4480688101
  • 発売日: 2009/06
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
すてきな本 2009/11/15
形式:新書
百姓たちの衣食住が分かります。
農業の仕方、お金の出入り、家を保つための工夫・戦略、どんな教科書で勉強してどんな大人になったか、土木工事、訴訟、災害復興などなどについて。リアルです。
本当に生き生きとした百姓たちの姿を、楽に想像することができます。
なぜなら要所ゝに慣習や制度の説明と、その根底にある人々の価値観の説明が入るから。
逆に掟や組織なんかをただ羅列するだけでは、全然ピンと来ないだろうと思います。
社会を作るのは人々の意識なんだなぁと、思いました。

登場する主な百姓の皆さんは次のとおり。
信濃国瀬沢村(現・長野県富士見町)坂本家の皆さん ほぼ1章分
上総国台方村(現・千葉県東金市)前嶋家の皆さん
武蔵国下奈良村(現・埼玉県熊谷市)吉田家
武蔵国大麻生村(現・埼玉県熊谷市)半ページぐらい
上総国本小轡村(現・千葉県茂原市)藤乗節之佐くん
上総国北塚村(現・千葉県茂原市)の皆さん 不透明な選挙に対抗
出羽国白岩郷(現・山形県西川町・寒河江市)の皆さん 一揆が近隣のマニュアルに
信濃国東寺尾村(現・長野県長野市)の兵助さん 娘のために藩に訴え出た
鎌原村(現・群馬県嬬恋村)浅間山大噴火からの復興

子どもを対象にしたシリーズのこの本、漢字には読み仮名がたくさんふられています。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書は、日本史を専門とし、

現在、一橋大学教授である著者が

江戸時代の農民と生活について解説する著作です

生活(衣食住、娯楽、信仰)

労働(畑作、稲作、それにかかわる制度)、教育

そして一揆や自然災害への対処などを

上総、信濃、武蔵等の具体的な事例、史料に即して紹介します。

生産の単位としての「家」が成立したのは江戸時代、

江戸で土地を持つまでに成長し、賃金収入を得ていた豪農と

彼らの経営努力や羽振りのよさ、

など、とても興味深い記述に溢れていますが、

なかでも、個人的に一番印象に残ったのは、

視覚障害の娘に音曲を習わせるため、

町人や藩と粘り強く交渉を続けた農夫のエピソード。

子を思う親の愛情だけではなく

理不尽な慣習を変えるため、立ち上がったその勇気に

熱く胸を打つものがありました。

平易な文章で、農民のたくましい姿を克明に記した本書。

自分たちの先祖の力強さを実感するためにも、

歴史に興味がある方に限らず、多くの方に読んでいただきたい著作です。
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By 穂波
形式:新書
江戸時代の百姓のくらしを、実例を挙げて紹介している。

個人的に面白かったのは、
・農業経営の努力の一つとして、一つの村に複数の領主がいる場合、年貢率の低い領地の田畑を重点的に入手してできるだけ年貢を低く抑えたり、村での社会的地位の安定・上昇のためにも、困窮した村人の所持地を担保にとって年貢を立て替えたりするなどの経営戦略をとっていたこと、
・自村の耕地は自村の者が所持すべきという考えのもと、村が土地所有に深く関与していたこと、
・自然災害による無収穫のリスクを均等化するため、割地(わりち)というシステムによって、所持する耕地の場所を取り換えていたこと(割地から次の割地までの間のみ、その耕地の耕作権を保障)
などを行っていたということ。

村で土地を所有するという考え方は、現代の農村がいわゆる「よそ者」を受け付けたがらない(一部の地域では変わってきているが)、他村の農業者に農地を貸したがらないということにつながっているのだろう。
そして、意外にも、江戸時代の百姓は教育、文化、信仰等充実した日々を過ごしていたようで、ただ、「貧しい」階級であった、というイメージは見直された。
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