百姓たちの衣食住が分かります。
農業の仕方、お金の出入り、家を保つための工夫・戦略、どんな教科書で勉強してどんな大人になったか、土木工事、訴訟、災害復興などなどについて。リアルです。
本当に生き生きとした百姓たちの姿を、楽に想像することができます。
なぜなら要所ゝに慣習や制度の説明と、その根底にある人々の価値観の説明が入るから。
逆に掟や組織なんかをただ羅列するだけでは、全然ピンと来ないだろうと思います。
社会を作るのは人々の意識なんだなぁと、思いました。
登場する主な百姓の皆さんは次のとおり。
信濃国瀬沢村(現・長野県富士見町)坂本家の皆さん ほぼ1章分
上総国台方村(現・千葉県東金市)前嶋家の皆さん
武蔵国下奈良村(現・埼玉県熊谷市)吉田家
武蔵国大麻生村(現・埼玉県熊谷市)半ページぐらい
上総国本小轡村(現・千葉県茂原市)藤乗節之佐くん
上総国北塚村(現・千葉県茂原市)の皆さん 不透明な選挙に対抗
出羽国白岩郷(現・山形県西川町・寒河江市)の皆さん 一揆が近隣のマニュアルに
信濃国東寺尾村(現・長野県長野市)の兵助さん 娘のために藩に訴え出た
鎌原村(現・群馬県嬬恋村)浅間山大噴火からの復興
子どもを対象にしたシリーズのこの本、漢字には読み仮名がたくさんふられています。