一言で結論を先に言えば、
「レベルの格差が激しすぎる」
…とまとめてしまいたくなる。そんな作品集である。
既に読んだ人ならば必ずや同意していただけると確信してレビューを書いています。
まず画力。
単なる1枚絵がうまいかどうかではなく、全体的にマンガとしての見せ方がうまくない作者が多い気がする。
挿絵の集合であって、コマ同士が繋がっていないので非常に読みにくい。
そんな作品が多いような気がします。
次いで作者そのもの。
巻末のコメントにあるが、百合自体を書いたことのない人が多すぎると思う。
もちろん、そのことと作品の良し悪しは別である。
だけど、どの程度『百合に愛情を持ってマンガを描いた』か非常に疑問である。
…というよりも、そんなことばっかりを考えさせられるマンガが多すぎるのです。
「この作者『百合』好きなのかなぁ…?」って。
…だらだらと長くなってしまいそうなので全体的に私見をまとめると、
・作者一人一人の百合に対する愛情の差が激しい短編集である。
・御都合主義に話が進むマンガが多い短編集である。
・絵はキレイだけどマンガがうまくない作者の多い短編集である。
…という感じであろうか。
私にとっては、
誰とは特定しませんが、某作者のためだけに買った本になってしまった、
と言っても過言ではない気がします。
最後に、私が1冊読み終わって頭の中に最初に思い浮かんだ言葉は、
「百合の大安売り」
であった…。