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31 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
たくさんの「?」,
By ピエロ (会津) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 百億の昼と千億の夜 (秋田文庫) (文庫)
人間はどこから来たのか?宗教とは何なのか?神とは?仏とは?宇宙とは?生きるということは?死ぬということは?数多くのいろんな「?」が全てひっくるめられた、壮大なスケールのSF超大作。原作の小説があって、私はこのマンガ版を読んだ後で小説のほうを読んだのですが、さすがは萩尾望都、原作を活かしながらもすっかり自分の世界として描ききっています。 私はこの作品で、眼からウロコが落ちました。とはいえ、戦うことを運命づけられた者は今ごろどこをさまよっているのだろう?これで全てが終わったのかな?人間はどこに行こうとしているのだろう、どこへと導かれていくのだろう?と、読み終わった後にもたくさんの「?」が残ってしまっています。う~ん、考えさせられるな。
29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
文明の意味をSF的に読み解くと・・・,
By カスタマー
レビュー対象商品: 百億の昼と千億の夜 (秋田文庫) (文庫)
生々流転、繁栄と破滅を繰り返してゆく人間の歴史。そこに自分を超えた何か大きな意志の力があるのではないかと疑問を持った登場人物達(仏陀、阿修羅王、プラトンにイスカリオテのユダ!)が、実験場として地球文明を作った「神」へと挑んでゆく。光瀬氏の小説の漫画化だが、発表当時相当に型破りだったこのSF長編は、後に「管理された実験文明の試み」を描く「マージナル」へと向かう萩尾さんの方向性の、最初の一歩だったのかもしれない。たくさんの可能性を秘めているものの、到底語り尽くし得ないがために、かえって読み飽きない意欲作である。それに比べていまどきの漫画は、たとえ傑作と呼ばれようと、あまりに即物的に過ぎているのだ。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
萩尾作品ベスト5のひとつ,
By トーマの休日 (兵庫県西宮市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 百億の昼と千億の夜 (秋田文庫) (文庫)
人類を滅亡に向かわせようとする「シ」の一派と、それに対して救いの道を求める阿修羅、シッタータ、オリオナエたちの、果てしなき戦いを描いた壮大なSFドラマ。光瀬龍の原作をマンガ化して『少年チャンピオン』に連載した作品で、作者作品で少年誌に連載されたのは本作品だけではないかと思う。 私は『ポーの一族』『トーマの心臓』『スター・レッド』を萩尾作品ベスト3と位置づけており、本作品はこれらに次ぐもの、そしてさらに『11人いる!』を加えて作者ベスト5と位置づけている。 ただし、文庫本では作品を楽しむには絵が小さすぎる。(そのため1ランクダウンで☆4つ) 本作品を楽しむには、絵が大きく、カラーイラストページがあり、赤黒2色ページが再現されている『萩尾望都作品集 〔第2期〕1・2(プチコミックス)』が一番いいと思う
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