1975年〜1980年、PCMデジタル。録音場所などは不明。
チェロの音色を気軽に味わう入門用としては格好の1枚と言える、そんな存在のCDだ。
チェロの演奏は藤原真理とシュタルケル。
藤原の演奏は正統派の印象で、基本を忠実に守り、丁寧で安心して聴ける。
シュタルケルはチェロをヴァイオリンのように操る技術の持ち主の様で、あの手この手で楽しませてくれる。
また、その技術を披露するのに変ないやみが無いのが良い。
演奏者によって録音条件が違う様で、ピアノの定位が変わるが、音は総合的に素晴らしい。
チェロは鮮烈だが、ツヤ、厚み、エネルギー感があり、朗々と響き渡る。
ピアノは実在感と力がありフラットでクセ無く、本来のピアノらしい音色が楽しめる。
音像の輪郭は非常に自然で、チェロは左、ピアノはセンターもしくは右にかけて定位する。
音場は自然でゆったりしていて厚みがあり広い。
曲は入門用だが、音は本格的。お買い得、優秀録音盤CDと言える。