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勾玉3部作の中で一番好きな作品です。主人公の小倶那があまりにも魅力的なのです。強く賢く美しくありながらも重い運命を背負った小倶那。遠子への静かだが一途な愛。女性なら誰でも、彼のような男性に彼のような想いで愛されたいと願うのではないでしょうか。まだ神が身近にいた時代の古代日本のロマンもたっぷり味わえます。
予想も付かぬテンポの良い展開で、ふと気づくと時計の短針が一つ進んでいたことも.....。
ヤマトタケルの世界と一途でピュアな愛の行方にハラハラして下さい。自信を持ってお勧めします。心がカサついて、トキメキを忘れつつある方はぜひぜひ。
日本の児童文学、ファンタジー小説のレベルは、世界的な作品とくらべ、残念ながら低く、「ファンタジー」=「子供向けの夢物語」という印象が、日本人には、根強く残っています。しかし、この作品のレベルは、世界の名だたる名作たちと肩を並べるほど高いものです。世界に誇れるものだと信じています。
「神話」や「日本的思想」「伝説」などが、物語の隅々から自然に顔を出し、魅力的なキャラクターを彩っています。文章構成力も大変見事で、「本に引きこまれる」体験を味わいました。日本神話を知らない人が読んでも、きっと楽しめる作品で、読み終った後、少し古代史を身近に感じることが出来るでしょう。
キャラクターを取り巻く数奇な運命。その中で気高くいきる少年、少女。
愛と憎しみ。絶望と希望が入り乱る濃厚でちょっとコミカルな世界を、美しい文章と見事な構成のなかで、じっくり味わってほしい。そんな一冊です。
いま、大人気の小説「ハリー・ポッター」。
この作品の魅力も、「幻想世界」にイギリスの歴史や、風俗、文化を絶妙にミックスさせた、「虚構の中の、不思議な親近感」に有ると思います。数奇な運命を背負った主人公。主人公を支える数々の仲間達。この作品が、人気小説にランクされていることを、大変嬉しく思います。
「白鳥異伝」は、ハリーより10年以上前に発売された、「日本版」ハリー・ポッターのような気がします。<!BR!!>「わたしは、ハリーより、ずっと前から、ファンタジーの魅力について知っていたのよ?」と、世界に自慢したい気分です。
まだこの作品を知らない人に、ぜひ、ぜひ読んで欲しい。
この作品が、ハリーの隣に平積みされることが、わたしの夢なんだけどなあ。
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