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白鯨 下 (岩波文庫 赤 308-3)
 
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白鯨 下 (岩波文庫 赤 308-3) [文庫]

ハーマン・メルヴィル , Herman Melville , 八木 敏雄
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「モービィ・ディックだ!」―エイハブ船長の高揚した叫び声がとどろきわたった。執拗に追い続けてきたあの白い巨大な鯨が、ついに姿を現わしたのだ。恐るべき海獣との壮絶な「死闘劇」がいよいよ始まる。アメリカ文学が誇る叙事詩的巨編、堂々の完結。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

メルヴィル
1819年8月1日生まれ。1832年オールバニー・アカデミーを中退して、ニューヨーク州立銀行の事務員になる。1835年オールバニー古典学校にかよう。1846年『タイピー』を2月ロンドンで、5月ニューヨークで出版し、好評を博す。1851年『白鯨』完成。1876年長篇詩『クラレル』(Clarel)を出版。1891年9月28日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 474ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2004/12/16)
  • ISBN-10: 4003230833
  • ISBN-13: 978-4003230831
  • 発売日: 2004/12/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
八木先生の大暴れは相変わらず。なんたって「追風に帆かけてシュラシュシュシュ」(P.264)だもん。

さてこの下巻の、それも最終章近くになってようやくピークオッド号は怨敵モービィ・ディックと出会う。

三日間の長きにわたる両者の格闘は緊迫感に満ち、思いもよらぬ伏線を効かせた幕引きへ読者を導く。

個人的に下巻で特に強く印象に残ったのは、理性的なスターバックと復讐に狂ったエイハブの

幾度かの対決であり、エイハブとピップの間に通う親子のような愛情だった。

地上の原理に忠実であろうとする者=人間と、地上の原理から追放された者=狂人とが

交錯して織り成されるドラマ。これほど濃密なドラマでさえも『白鯨』の一側面でしかないのだ。

一捕鯨船の航海を通じて描かれた森羅万象。人間と宇宙への深い考察。

この作品はどれほど言葉を尽くしても語り尽くせない。好き好んでカスタマーレヴューを書いておいて

無責任な言いぐさではあるが、「とにかく読んでくれ」結局のところこうとしか言いようが無い。

少なくとも、私の貧困な筆力では。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
白鯨は私が今まで読んだ中でもっとも気に入っている本だ。

特に下巻が最もいい。上巻と中巻はほとんど船乗りたちの光景と鯨について延々と書かれているだけなので退屈してしまう方もいるだろう。

しかし、下巻のラストシーンの緊張感は素晴らしいものがある。

自然と人間、壮大なテーマを扱ったこの本は今の時代にこそ読むべき一冊である。
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