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5つ星のうち 5.0
懐かしい小説,
By
レビュー対象商品: 白髪鬼 (角川文庫) (文庫)
白髪鬼は翻案物なので、プロットに若干無理なところもあるが(西洋式墳墓や海賊の宝)、それを補って余りある乱歩ワールドが展開する。特に主人公による一人称独白体はこの作 家ならではの雰囲気を醸し出してあますところない。考えてみればずいぶん残虐な復讐が 展開するのに、意外にも血なまぐささは少ない。乱歩作品にはそういうプラスティックめ いた、或いは人工的な趣向が強いのだ。復讐を貫徹した主人公にはその出自にふさわしい 気品めいたものさえ漂い、いっそ爽やかでさえある。またこの小説には隠された主題とし てのホモセクシュアリティもある。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
怖く、そして面白い,
By gvg (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) (文庫)
人はここまで復讐の鬼になれるのか?人間の狂気、浅心、裏切り、執念、そして復讐・・ 全てにおいて「ここまでやるか!」 ってくらいに書かれており、本当に面白かった。 スイスイと読める本でした。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ふくしゅう鬼,
By カスタマー
レビュー対象商品: 白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) (文庫)
あの『厳窟王』(アレクサンドル・デュマ)の主人公エドモン・ダンテスの身の上すらうらやむほど おそろしい目にあった主人公の「ふくしゅう」劇。 主人公の物語る口からでる「ふくしゅう」という言葉、つねに平仮名なのは、「復讐」と普通に漢字で書いてしまうほど並の復讐にはとどまらぬ、強い執念をあらわしているのでしょうか。主人公の経験した恐怖、そしてその「ふくしゅう」心の強さに、読む者も思わず手に汗をにぎりながらひきこまれる思いでありました。
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